白夜館

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花のヒロイン 

 

 

 

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ニンジャバットマン

バットマンを日本風に大胆にアレンジした奇想天外なCGアニメで、基本はアメコミ調の2Dコミックに近いタッチでまとめられているが、時折3D風レンダリングや手描き風2Dアニメタッチなどがシーンにより変化している。

背景や見せ方も3Dっぽさを極力感じさせないような処理になっており、見る人によってその作風への好き嫌いはあると思う。

キャタピラ仕掛けで動く城のアイデアは、堀江卓「矢車剣之助」や寺沢武一「コブラ」など古くからコミックなどではお馴染みなのだが、本作ではそれに合体ロボのアイデアを加えている所が新しい。

劇中で登場するあるキャラのデザインや奇想天外な大仕掛けなどを見ていると、60年代に日本でも人気があったアダム・ウエスト主演のテレビ版「バットマン」の影響も感じる。

あのテレビシリーズも初期の頃は金をかけて、巨大な冗談ガジェットなどを登場させていたからだ。

他にも、忍者軍団の潜航艇など60年代の子供向け忍者ドラマなどでお馴染みだったアイデアが登場したりと、ドラマで見せると言うより徹底した荒唐無稽活劇で見せる時代劇になっているのが楽しい。

クライマックスの天守閣の屋根の上のジョーカーとバットマンの壮絶な一騎打ちなど、往年の時代劇ファンも喜ぶ趣向だろう。

尺もコンパクトにまとまっており、あっという間にクライマックスになるような感覚を受ける痛快作になっている。
▼▼▼▼▼ストーリーをラストまで詳細に書いていますので、ご注意ください!▼▼▼▼▼
2018年、ワーナー ブラザース ジャパン、中島かずき脚本、水﨑淳平監督作品。

満月を前に立つ後ろ姿のバットマンが日本刀を地面に刺した瞬間、大量のコウモリに姿を変え消える。

その日本刀の刃元にDCマーク

「ARKHAM ASYLUM」と門に書かれた大きな屋敷

まだ邪魔をするのか、バットマン!

バットマンはある装置の起動を止めようと敵と戦っていたが、装置は起動し、バットマンは突然恥じ滅多時空の歪みの中で弾き飛ばされそうになりながらも、必死に装置に近づこうとする。

その時、どこからともなく出現したキャットウーマンも歪みかけた屋敷の中に飛び込んだのに気付く。

5つの紫色の光を放つコンバーターも時空の歪みの中に落ちて行く。

やがて気がつくとバットマンは見知らぬ場所に立っていた。

ここはどこだ?と戸惑ったバットマンだったが、落ちていた紙を拾い、そこに書いてある文字で日本か?と気付く。

その紙には自分の似顔絵が描かれており人相書きのようだった。

その時、いたぞ!と呼び声が聞こえ、気がつくと、外国のような仮面をかぶった数人の侍がやりを突き出して近寄って来たので、待て!私は怪しいものではない!と訴えるが、コウモリの姿をしているものを殺せと言うのが親方様の命令だと侍は言うので、親方様とは誰だ?とバットマンは敵のやりを奪いながら聞く。

その時、バットマンは遠くにそびえている城に気付く。

なおも同じ仮面姿の新手が迫って来たので、地面に落とした煙玉から煙幕を発射した隙にバットマンはその場を逃れる。

日本刀の刃にキャスト、スタッフロールが映る。

タイトル

町外れの大きな鳥居の上に座り込んでいたバットマンは、右腕に装着したGPS機能も試してみるが使えないことが分かるが、そこが日本であるのは確かだった。

とりあえずバットマンは目の前に見えていた城に潜入してみることにする。

屋根の上から拡大アイで天守閣の中を覗き見たバットマンは、ジョーカー(声-高木渉)がその中でふんぞり返っていることに気付き驚く。

その時、その通り!この俺だ!とバットマンの背後から声をかけたのは今天守閣の中にいたはずのジョーカーだった。

天守閣を見上げると、ジョーカーのマスクを脱いだハーレイ・クイン(声-釘宮理恵)がバットマンを見て笑っていた。

昼間の侍から聞いた、お前、ここの親方様だそうだな?と聞くと、尾張の国の城主だ、これもゴリラヘッドの発明のお陰だ、尾張(終わり)は「ジ エンド」ってことだよ!とジョーカーは笑う。

そのジョーカーの胸の花びらから何かを発射したので、思わずバットマンが近くの林に飛び降りると、ジョーカーも追って来る。

ジョーカーは両手に持った刃のついた扇を投げて来て、木々を切り倒して来る。

そこにやって来たハーレイ・クインから盃に酒を注いでもらいながらジョーカーは、中世日本にプライマリースチールは存在しないと愉快がる。

バットマンは刀を抜いた仮面の侍に囲まれたことに気付く。

何とか、装具を使って侍の攻撃をかわしたバットマンだったが、形勢不利を感じ、その場から飛び去る。

宜しいのですか?ミスター殿とハーレーが聞くと、時間はある、ゆっくり楽しもうじゃないかとジョーカーは満月を見上げ笑う。

バットマンは、支柱のは新子下にぶら下がっていたが、その上を仮面の侍たちがバットマン捜索のため駆け抜けて行く。

その時、近くの木の陰から猫の人形でバットマンの気を惹いて来た市女笠姿の女がいた。

日本人に化けたキャットウーマン(声-加隈亜衣)ことセリーナ・カイルだった。

全く遅いお着きなんだからと言うので訳を聞くと、キャットウーマンがこの時代に飛ばされて早2年が経過しているらしかった。

ゴリラグロッドが作った時間跳躍装置で、ゴッサムの名だたる悪党たちも今この日本に来ているのだと言う。

バットマンは近くにあった空き家に近づくと、マスクを脱いで、そのマスクの額から外壁に、こちらへ飛ばされる直前レッドロビンが偵察中だったゴリラグロッドの屋敷内の映像データを投射すると、その場にいたナイトウィング、レッドフード、ペンギン、トゥーフェイスとレッドロビンが時空を飛ばされ、悪党たちはこちらで好き放題やっているわとキャットウーマンは教える。

しかし何故2年もの差が?とバットマンが不思議がると、元の世界でのわずかな差が2年の差になったとキャットウーマンは指摘する。

私はゴリラグロッグの動きが気になって、金になりそうな発明品を盗もうと思ったのとキャットウーマンは、あの屋敷に近づいた動機を話す。

ペンギンたちは?と聞くと、みんな戦国大名として土地の支配者になっていると言う。

甲斐はペンギン(声-チョー)、越後はポイズン・アイビー(声-田中敦子)、陸奥はデスストローク(声-諏訪部順一)、近江はトゥーフェイス(声-森川智之)、そして一番国家統一に近いのがジョーカーよとキャットウーマンは言う。

あの悪党どもはこの国の歴史を改変しようとしているとバットマンがシテクすると、私は元の世界へ戻りたいとキャットウーマンが言うので、21世紀のゴッサムか?とバットマンことブルース・ウェインは聞く。

するとキャットウーマンは、時間跳躍機はあの城の天守閣にあると教える。

ブルースは、トンスラ(頭頂部を剃り上げる髪型)にバットマークを残した宣教師に化け、キャットウーマンとジョーカーの亜火無(アッカム)城で行なわれている大掛かりな工事の様子を見にでかける。

そこでは人夫たちが石炭を運んでいたので、蒸気機関の発明はまだ先のはず?武器か?とブルースは不思議がる。

町外れの茶店に戻って来たブルースはジョーカーの企みを考えていたが、そこに店主が茶を持って来たので受け取ると、それがまぎれもなく紅茶であることに気付き、持って来たのがアルフレッド(声-大塚芳忠)だと知るとさらに驚く。

お待ちしておりました、ブルース様といつも通り洋服を着たアルフレッドが挨拶をして来たので、最初から知っていたな、セリーナ!とキャットウーマンに聞く。

ブルースを茶店の横の竹に囲まれた茅葺き屋根の中に案内したアフルレッドは、バットモービルを前に、あの夜私はこれに乗ってお待ちしてましたと言うので、動くのか?とブルースが驚くと、ブルース様なら2年くらい動かさなくても動くことは知ってお出でのはずですとアルフレッドは答える。

この茅葺きがバットケイブってことだな…とブルースは満足げに言うが、その時、ブルースは逃げろ!と叫ぶ。

次の瞬間、茅葺き屋根の家は大砲の弾で大破する。

仮面の侍たちが撃って来たのだった。

煙の中から出現したのはブルースたちが一瞬早く乗り込んでいたバットモービルで、バットマンの姿に戻ったブルースはセリーナにアルフレッドのことを托すとそのままバットモービルでジョーカーの城に乗り込む。

それに気付いたジョーカーとハーレイ・クインは喜び、仮面を付けた家臣たちはマキビシを撒いたりしてバットモービルの侵入を阻止しようとするが、バットモービルのバンパー部分に強力な磁石が仕込んであったため、マキビシは全部そこに吸着してしまう。

ジョーカーは亜火無(アッカム)城を起動しろ!とハーレー・クインに命じる。

御意!とハーレイが答えると、仮面の家臣が装置を持って来る。

接近するバットマンのバットモービルの前で、城が突然動き出し、ロボットの手のようなものが城から突き出して来る。

そのロボット腕で巨大手裏剣をバットモービルに投げつけて来る。

それを回避しながら突き進むバットマンはミサイルで城門を破壊し、城内に進入するが、ロボット義手に掴まれたのでモービルをバットウィング(ジェット機)に変形させ、さらにバットポッド(バイク)に変形させるとロボット義手の掌から腕をさかのぼり、天守閣のジョーカーの部屋まで一気に攻め込む。 しかしジョーカーは慌てる様子もなく、何かのスイッチを取り出す。

それは城の中庭で子供を抱いて倒れている母親を巨大なロボット義手で潰すスイッチだと言う。

バットマンが制止するのも無視してジョーカーはスイッチを押したので、バットマンは母子を救う為にバットバイクで窓から庭先に飛び降りる。

そこで待ち構えていたのは謎の関取横綱仮面になったベイン(声-三宅健太)だった。

横綱仮面は上から落ちて来たバットポッドをそのまま受け止め投げつける。

何とか横転を防いだバットマンはバットバイクをさらに変形させ、アーマード・バットマンになる。

横綱仮面ことベインとがっぷり四つに組んだアマーマード・バットマンは、あっさりベインを投げ飛ばすが、上から巨大なロボット義手が降りて来たのでそれを下で支える。

しかし、力の差は歴然で、持ちこたえきれないと察したバットマンは、側で倒れていた母親に逃げろ!と叫び、自らも落ち潰される寸前のアーマードスーツから脱出する。

母親を庇い、逃げろ!と伝えたバットマンだったが、背後の母親はハーレイ・クインの変装した姿で子供は人形だった。

ハーレイ・クインは、おおきに!と言いながら、取り出した大槌で背中を見せていたバットマンを殴りつける。

そこに天守閣から巨大な吹き戻し(ピロピロ笛)を滑り台代わりに使って降りて来たジョーカーが降り立ち、何度も何度も罠に引っかかるね、ヒーローは辛いな、俺たちはしたいように生きてられるのに…、もはや頼みのガジェットもビークルもなくなったなと倒れたバットマンを嘲る。

倒れたバットマンを槍を持った仮面兵団が取り囲む。

もはやこれまでと思われたその時、どこからともなくコウモリの大群が飛んで来て、気がつくとバットマンの前に謎の忍者集団が出現していた。

その忍者の1人が口笛を吹くと、コウモリの大群は飛び去り、気がつくと忍者とバットマンの姿は消えていた。

バットマンは謎の忍者軍団が操る忍び船の上で、3代目ロビンのレッドロビン(声-河西健吾)と初代ロビンのナイトウィング(声-小野大輔)と再会していた。 2代目ロビンのレッドフード(声-石田彰)はヴィランを調べに行っていると言う。

ナイトウィングは謎の忍者集団飛騨の蝙蝠衆をバットマンに引き合わせる。

忍者軍団の首領影闇(声-上田燿司)は、我が一族には昔よりコウモリの姿をした救世主が現れるとの言い伝えがあると説明する。

やがてバットマンは、キャットウーマンとアルフレッドとも合流し、蝙蝠衆の里へやって来る。

良い場所だがのどかすぎる、21世紀の装備はほとんど使えない、ジョーカーの戦力と違いすぎるとバットマンは冷静に分析する。

そこに現役ロビン(声-梶裕貴)がモン吉と言う子猿を連れてやって来て、モン吉が山で誰かに預かって来たってと言い、モン吉が手にした巻物のことを伝える。

その内容を読んだバットマンは、奴だ!と言う。 夜、バットマンを無人の温泉に呼び寄せたのはゴリラグロッド(声-子安武人)だった。

湯船に浸かり、横笛を優雅に奏でていたゴリラグロッドは心底リラックスしているようで、 ヒーローとヴィラン(悪役)が裸で付き合うのも良いと思うぜとゴリラグロッドは言う。

全ての元凶はお前だ、ゴリラグロッド!と温泉の多い膜の背後からバットマンが話しかける。

お互い責任を取らねばならないだろう、君に協力するとゴリラグロッドが殊勝なことを言うので、分かった、君にはお取りになってもらうとバットマンが指示すると、面白いなと湯船の中で日本酒を飲んでいたゴリラグロッドは苦笑する。

翌日、船頭に化けたバットマンは横笛を奏でるゴリラグロッドを乗せた小舟で湖に漕ぎ出す。

反対側から巨大な外輪船が近づいて来る。ジョーカーの船だった。

帆先に立ったジョーカーは、久しぶりだな、ゴリラグリッド!と呼びかける。

貴様こそこの国の王を目指すのかな?とゴリラヅリッドが聞くと、この国を面白い国にしてやる とジョーカーは答え、奴はどこだ?とバットマンのことを聞く。

すると船頭が、私ならここだ!と叫び笠と蓑を脱ぎ捨て、バットマンの姿を現し、覚悟するんだジョーカー!と呼びかける。

小舟の周囲には竹筒が何本も縦に浮かんでいた。

やれ!とジョーカーが叫ぶと、外輪船の甲板部分がひっくり返り、機関銃を構えた仮面武士団が登場する。

そして、水面に浮かんだ竹筒目がけて一斉射撃して来る。

ハーレイ・クインも拳銃と爆弾で水中に潜んでいるらしき忍者軍団を攻撃する。

お前たちが水中に身を隠しているのはお見通しだ!とジョーカーが嘲りながらガトリング銃を小舟の周囲に撃ち込むと、それはどうかな?とバットマンは苦笑する。

その時、蝙蝠衆に忍び舟を侮るな!その時、バットマンが乗っていた小舟が浮き上がり、その下から潜水艇が浮上して来てジョーカーの船に体当たりすると同時に、ジョーカーの船に飛び込んで来た蝙蝠衆、レッドロビン、ナイトウィング、ロビンたちの姿を見たハーレイ・クインは、信じられないと言うように水面の竹筒の方を見ると、そこには着物を巻いた木片が浮かび上がっていた。 忍法変わり身の術だった。

ハーレイ・クインにはキャットウーマンが飛びかかって戦い始める。

ハーレイは拳銃を乱射して来るが、キャットウーマンは走りながら巧みに弾を避けているうちに、やがて弾切れになる。

ゴリラグロッドとバットマンはジョーカーを追いつめ殴りつける。

かくしてジョーカーとハーレイ・クインは縛り上げられるが、 このゴリラ風情の力を借りないと俺様を捕まえられないのか?気を付けろよ、このゴリラ、変な日から使うから…とジョーカーは減らず口を叩く。

そんなジョーカーをしゃべれないように猿轡をしたゴリラヘッドは頭の装置を起動させる。

その時、外輪船の上空から砲弾が飛来して来る。

撃って来たのは、いつの間にか接近していたトゥーフェイスの乗った船だった。

忍び舟も炎上し、ゴリラグロッドはトゥーフェイスの船に飛び移る。

奴と通じていたのか?ゴリラヘッド!とレッドロビンが叫ぶ。

トゥーフェイスはバットマンも欺いていたのだった。

その通り!俺は常に2手3手先を読んでいるものだよとゴリラヘッドは嘲って来る。

トゥーフェイスの船には既にキャットウーマンが乗り移っており、さっきハーレイからもらったの…と言いながら時空震コンバーターを見せ、私と未来に帰らない?と誘って来たので、ゴリラグロッドは良いだろうと答える。

ジョーカーの外輪船へ一斉攻撃が始まる。

外輪船はあっという間に炎上するが、その時、バットマンは今まで縛られていたはずのジョーカーとハーレイの姿が甲板上から消えていることに気付く。

2人はいつの間にか帆柱の上に逃れており、火の点いた火薬樽を蹴落として来る。

その直後、大量のコウモリが飛び立って行く。

それを見ていたトゥーフェイスは自爆したか…と呟く。

その頃、ペンギンが築城させた鳥人城 ポイズン・アイビーが築城させた樹蛾城 デスストロークが築城させた撃砲城 そしてトゥーフェイスが築城させた双面城はそれぞれ完成に近づいていた。

それぞれのヴィランたちは時空震コンバーターを1人1つずつ持っていた。

ジョーカーの亜火無城の天守閣を占拠したゴリラグロッドは富士山麓の地獄ヶ原に集合だと知らせ、全員の時空震コンバーターを手に入れろと家臣に命じる。

キャットウーマンがゴリラグロッドが食べていたバナナを見て、一体どこで手に入れたの?そのバナナ…と聞くと、西洋人の進物だと言う。

雨が降る中、ブルースが眠りから覚めるとアルフレッドが側におり、丸2日間お休みでしたと言う。

そしてアルフレッドは、布団の横に置かれたマスクを、この仮面は貴方様に伝説の仮面を付けてくれと影闇様が…と説明する。

雨の中、破れた自分のマスクをかぶって外に出たブルースは、私には味方がないんじゃないかと弱気になっていた…、ゴリラグロッドと手を組んでしまった…、そのせいでこんなことになってしまった…、それでも蝙蝠衆はまだ俺のことをお頭と呼ぶ…、諦めるのか?冗談じゃない!私にはこの身体がある!太陽がある!戦う意思がある!そしてお前たちと蝙蝠衆がいる!この時代にはこの時代の力がある!今度こそ勝つのはこちらだ!と古いマスクを谷に捨て、コウモリ衆からもらった伝説の仮面をかぶり決意を語る。

レッドロビンも忍者の技は凄い、21世紀の武器と組み合わせたら凄いことになると言う。

アルフレッドは、今宵はジビエ料理を作りますとアルフレッドが声をかける。

そこにロビンがモン吉が持って来たレッドフードに関する情報を教えに来る。

その頃、虚無僧に身をやつしたレッドフードは、怪しげな西洋人が農民として働いていると聞き、その夫婦を訪ねていた。

レッドフードが、水をもらえないか?と声を掛けると、田んぼの農夫は快く承知し、側にやって来た妻らしき女が水瓶から水を汲もうとするといきなり背後から手をひねって捕まえて、やはり生きていたかジョーカー!と農夫に呼びかけたので、驚いて頬かぶりを脱いだ夫が、自分はジョーカーなのではなくただの農夫だと言うので、まだシラを切るか!異人の農夫など聞いたことがない!とレッドフードは女を庇おうと近づいて来た農夫を執拗に足蹴にする。

農夫とその妻らしき女を痛めつけたレッドフードは、尺八型の鉄砲をジョーカーに向け威嚇射撃してみせる。

その時、止めろレッドフード!と声をかけて来たのはバットマンだった。

傷だらけになった農夫が、本当におらたちは知らねえ、昔のことは忘れてしまったんだと言い張るので、こんなことで騙されるな、異国の地で!とレッドフードはバットマンを諌めようとするが、バットマンはその農夫に悪かったなと詫び握手を求める。

すると農夫は、土は良いものですぜ、自分の中にある悪い物を吸い取ってくれると…としみじみと言う。

その時、あんた、芽が出たよ!と女房らしき女が呼ぶので、農夫はその場所へ向かい、女と抱き合って喜びあう。

暴力の気配がなかった…、あそこにいるのはジョーカーじゃない、ただのファーマーだ、時空震エンジンを手に入れたら戻って来る、行くぞとバットマンは言い、その場を立ち去る。

バットマンとレッドフードが去った後、赤い彼岸花のような花を前に哄笑する農夫が血のついた手の甲で口を拭くと赤い大きな唇の形になる。

一ヶ月後、不思議な植物の種子のような物が浮遊し出した中、亜火無(アッカム)城の天守閣にいたゴリラグロッドは、時は来り!諸国のヴィランからコンバーターを奪い取る!と叫ぶ。

すると、巨大な亜火無(アッカム)城が浮上し、巨大なキャタピラが出現すると前進し出す。

この国は黄金の国!と叫ぶペンギンのペンギンたちが操る鳥人城、ポイズン・アイビーが操り怪獣ビオランテのような初代な根っこで支える樹蛾城、女を抱いていたデスストロークの撃砲城、トゥーフェイスの巨大な千手観音のようなものが支える双面城が、それぞれのコンバーターを使い起動する。

その頃、4人のロビンを背後に従えたバットマンが、日本間の座敷でアルフレッドが煎れたコーヒーを味わっていた。

飲み終えたバットマンは、諸国のヴィランたちが富士山麓に互いの時空震コンバーターを奪い合う為に集結していると書くロビン立ちが報告する中、鎧を身に着け始める。

そのバットマンが目の前の畳を返して行くと、裏にはバット手裏剣やバットくないと言った各種のバットマン忍び道具がぎっしり詰まっていた。

武器を使うのは人間だ、私こそ伝説の忍者、「飛影蝙蝠侠(ニンジャバットマン)」! 鎧で身を固めたバットマンたちは荷車を付けた馬に乗って出発する。

富士山麓では、ポイズン・アイビーの樹蛾城とペンギンの鳥人城の戦いが始まっていた。 鳥人城は突然変形し巨大ロボットになると、負けじと樹蛾城も巨大ロボに変形し、ペンギンの鳥人城と戦い出す。

そこへやって来た撃砲城も百連大砲変形で巨大ロボに変形し、大量の砲火をペンギンとポイズン・アイビーの巨大ロボに浴びせる。

その撃砲城に近づいて来たのが亜火無(アッカム)城で、やるじゃないかとゴリラグロッドが戦いの様を見て喜ぶ。

対峙したゴリラグロッドとデスストロークの巨大場の間に割り込んで、六本の腕を広げたのはトゥーフェイスの巨大観音様付き双面城だった。

撃砲城の砲撃を受けた双面城の観音像は表裏一体変形をする。

そこに馬で駆けつけていたロビン達は、巨大ロボットの戦いを見て驚愕する。

バットマンたちは、謎の騎馬軍団が向い側から迫って来たのを見るが、ここは俺たちに任せろ!と影闇が叫び、蝙蝠衆と共に飛び出して行く。

その時、虚無僧姿のレッドフードは、背後にも同じく猿面を付けた敵騎馬軍団が近づいて来たので、後ろだ!挟まれたなとバットマンに呼びかける。

バットマンは道の横の急な崖を馬で降り始めたので、仲間たちもそれに続く。

一方的に砲撃を受けていたかに見えたトゥーフェイスの観音像は仁王像に顔が代わり、弓を引いて4本の光る矢を同時に放とうとするが、その瞬間、撃破城に首根っこを掴まれ持ち上げられてしまう。

その戦いを背後から見ていたゴリラグロッドは、日本には「面従腹背(めんじゅうふくはい)」と言う言葉がある、そろそろ変わる時かな…と呟く。

バットマンと歴代ロビンたちは、用意して来た大きな蝙蝠の羽を背負いロープを使って凧揚げの要領で飛翔する。

そんなバットマンたちに、超巨大ロボット化した亜火無(アッカム)城は観音像型の双面城をジャイアントスイングし投げつけて来る。

危ない!とバットマンが向きを変え、ロビンもどこまでふざけた奴らだ!と憤り後に従う。

そんな中、亜火無(アッカム)城の中のゴリラグロッドの周囲が様変わりし、司令室になると、将棋の五番のような装置が目の前に出て来るのを、側で見ていたキャットウーマンは何事下と警戒する。

それと同時に、各城の中にいたヴィランたちの目つきがおかしくなる。

洗脳と言う文字が彼らに重なる。

そろそろ種明かししよう、ヴィランたちは全て私の制御下にある、巨大城を作ったのも私の意思に従ったものだとゴリラグロッドが「双面」「撃砲」「樹毒」「鳥人」と書かれた将棋の駒を碁盤に打ちながら打ち明ける。

するとそれらの4つの城は何かに操られたように整列する。

それを聞いたキャットウーマンが、私は未来に帰れるんですね?と聞くと、悪いがこの国は猿王の物になる!…とゴリラグロッドが言いながら「猿王」と書かれた駒を打とうとした時、どこからともなく笑い声が聞こえ、ボールのようなものがゴリラグロッドの側に転がって来る。

そのボールからは一輪の彼岸花のような赤い花が咲き、突然ピンクのガスを噴出し出す。

ガスを吸ったゴリラグロッドはその場で気絶し「猿王」の駒を落してしまう。

さらに、他の4つの城の中でも色とりどりのガスが爆発する。

亜火無(アッカム)城とその他の城の上空に浮かんだ気球にはジョーカーの顔が描かれており、ゴンドラに乗ってうれしそうにくるくる回っていたのはジョーカーとハーレイ・クインだった。

プレゼントだ、受け取りやがれ!とジョーカーがゴンドラから落していたのは彼岸花の付いたガス爆弾だった。

バットグライダーで飛んでいたバットマンもジョーカーに気付く! 気球は亜火無(アッカム)城の上に降下し、ジョーカーとハーレイは城の中に入って行く。

俺の方が一枚上手だったな?悪党は遅れてやってくるってか?とジョーカーは身体が動かなくなっていたゴリラグロッドとキャットウーマンの部屋に来ると、しびれ草はどう?とハーレイもキャットをからかうようにに話しかける。

そしてゴリラグロッドとキャットウーマンを城から巨大吹き戻し(ピロピロ笛)を滑り台のように延ばし、そこに突き落とす。

切っ先まで滑り落ちたゴリラグロッドとキャットウーマンが力尽き落下したとき、 それに気付いてグライダーを操り亜火無(アッカム)城に接近したバットマンが、落下した2人にロープを発射する。

キャットウーマンはレッドフードが救出し、他のロビン立ちとバットマンでゴリラグロッドをロープで何とか捕獲する。

それを天守閣から見ていたジョーカーは、ヒーローも大変だねとからかって来る。

地上に降り立ったバットマンは、救出したゴリラグロッドとキャットウーマンに2人とも大丈夫か?と声をかける。

亜火無(アッカム)城の操縦席に座ったジョーカーは「双面」「撃砲」「樹毒」「鳥人」と書かれた将棋の駒を手にし大笑いしていた。

ヴィランたちの精神支配はまだ有効よと、その横でハーレイが教える。

ヴィランたち、合体だよ!と言いながら、ジョーカーは碁盤尾上に4枚の駒、そして「道化王」と書かれた駒を置き、合体せよ!五城合体!キングジョーカー!と叫ぶ。

すると、亜火無(アッカム)城に「双面城」「撃砲城」「樹毒城」「鳥人城」、それに巨大な気球が合体し、超巨大ロボが完成する。

それを見たロビンは、でかすぎるよ、これは!と肝をつぶす。

ジョーカーの前の碁盤には、駒が合体した小さなロボット人形が出来上がっていた。

ジョーカーは愉快そうに笑いながらミサイル攻撃して来る。

バットマンは身体の自由が利かないゴリラグロッドに肩を貸し必死に逃げる。

ロビンは爆風で飛ばされそうになったモン吉の手を取るが、そんなロビンに巨大な岩が飛んで来る。

それを身体で受け止めたのはゴリラグロッドだった。 巨大ロボの中のジョーカーは面白くねえとすねて大あくびをする。

傷ついたゴリラグロッドは、バットマン!これを使え!と自分が日頃吹いていた横笛を差し出し、これは私の配下の猿を操る笛だ、命を救ってくれた義理は返すと言う。

それを見ていたロビンが、その笛僕たちに貸してと受け取ったバットマンに頼む。

巨大ロボの中で、ジョーカーは鼻提灯を作って寝入っていた。

その鼻提灯が割れ、あくびをしながらジョーカーが目を覚ますと、モニターには大量の猿がこちらに向かって来る様子が映っていたので驚く。

何だ?猿!とジョーカーは唖然とする。

バットマンたちの横を鎧を着た猿軍団が駆け抜けて行く。

ロビンが横笛を吹き、モン吉が笛の穴を押さえて曲を奏でていた。

猿軍団は組体操をするように合体し猿梯子を作ると、城によじ上って来て侵入しようとするが、気持ち悪がったジョーカーが巨大ロボの身体を動かし、表面にしがみついた猿たちを振り落として行く。

その時、ロビンは側に可愛らしいメス猿がいるのに気付き、モン美!と呼びかける。

ジョーカーはさらにロボットを動かし猿たちをふるい落としていたが、その時、再びロビンが横笛を吹き出し、今度はモン吉とモン美の2匹が一緒に笛の穴を押さえる。

すると猿軍団が集結合体し巨大猿の形に変形して巨大ロボの前に立ちふさがる。

ジョーカーはいら立ち、ジョーカーミサイルを撃つが、巨大猿のミサイルが当たる場所には穴が開き、ミサイルはそこを素通りして地面に墜落して爆発する。

穴はすぐさま猿たちが動き塞いで元の姿に復元する。

巨大な侍だ!とロビンが喜ぶと、巨大猿はパンチをロボットに浴びせ、ロボットはたまらず後ろに倒れる。

その隙にバットマンたちは倒れたロボットへ駆け寄る。 ロビンはモン吉とモン身をその場に残し一緒に城へ乗り込む。

キャットウーマンも付いて来て、ハーレイに借りを返すわと言うと、来い!と答えたバットマンに、女の気まぐれを許せる男は好きよとキャットウーマンは笑いかける。

しかしジョーカーは起き上がり、巨大ロボも立ち上がる。

巨大合体猿の掌に乗り込み城に潜入しようとするバットマンたちの姿をモニターで確認したジョーカーはハーレイに命じ、巨大ロボの腹部から突き出たしめ縄付きの巨大大砲から火炎を放射する。

巨大猿は手の甲で、中に乗っているバットマンたちを炎から守ろうとする。 しかしジョーカーは優勢になったので大喜びする。

巨大な炎に焼かれた巨大猿の表面を覆っていた猿たちが焼け落ちて行く。 ロビンは、止めろ!と叫んで助けに行こうとするが、それをレッドロビンとナイトウィングが必死に止める。

バットマンはこの窮地に成す術がなく苦悩するが、その時、大量の蝙蝠が飛来する。

掌から下を見ると、馬に乗った影闇ら蝙蝠衆が駆けつけて来て御助力致す!と呼びかける。

蝙蝠がロボットの表面を覆い隠そうとするので、ジョーカーは嫌がって天守閣から扇を振り、蝙蝠を振り払おうとする。

その眼前で集まった大量の蝙蝠たちがバットマークを形作ったのでジョーカーはあっけにとられる。

その巨大なバットマークが巨大猿を覆い隠すようにかぶさると、そこには手を組んだバットマンの姿になる。

それを下から見上げた影闇たち蝙蝠衆は伝説の巨大蝙蝠神だ!と驚く。

ジョーカーはハーレーに声をかけ、胸の火炎砲を再度発射する。

しかし巨大蝙蝠神は炎にびくともせず、掌に乗せたバットマンたちも無事だった。

怒ったジョーカーの巨大ロボと巨大蝙蝠神は互いに渾身のパンチを繰り出し、蝙蝠神のパンチは巨大ロボの右手を粉砕すると同時に、巨大ロボの顔も叩き潰す。

城の中に乗り込んで来た鎧バットマンは、鎧手裏剣でジョーカーとハーレイ・クインの身体を背後の襖に釘付けにする。 ナイトウィングはペンギンの前にやって来る。

レッドフードはデスストロークの前に、レッドロビンはトゥーフェイスの前にやって来る。

そして、ポイズン・アイビーの前に立ちふさがったのはロビンだった。

この時代の強さを思い知らせてやると言いながら、ロビンは刀を抜く。

農民の姿になっていた時のことをバットマンが聞くと、あのとき記憶をなくしていたんだ、自己催眠をかけてな、記憶を取り戻すのは、この花の咲く時!とジョーカーは答え、陣羽織の内側から赤い花の咲いた人の顔のような形の種子を取り出してみせる。

(回想)花が咲いたことを妻になり切っていたハーレイ・クインと抱き合って喜んでいた農夫は、血の付いた手の甲で口の回りに口紅を描き、ジョーカーとして蘇る。

ハイ!ミスターJ!とハーレイも元に戻っていた。

(回想明け)バットマンが気がつくと、いつの間にかジョーカーの姿は消え去っていた。

部屋の中にはジョーカーの笑い声だけがこだましていた。

そうだよ、あの時の花だ!と言いながら、どこからともなくバットマンの身体に赤い花の付いた種子を投げつけて来る。

土は良いよな、腹の底の真っ黒なものを吸い取って、そしてこのジョーカー様の花を咲かせてくれた!とジョーカーの声が聞こえて来る。

次の瞬間、バットマンの目の前に天上から逆さにぶら下がったジョーカーの顔が出現する。

自分の甘さを悔やんでくたばるんだな!と嘲るジョーカーとバットマンは戦い始める。

一方、あなたの相手は私よ!とハーレイ声をかけて来たのはキャットウーマンだった。

巨大ロボ内の別の部屋では和傘を操るペンギンと忍者姿のナイトウィングが戦っていた。

又別の部屋では、同じく忍者姿のレッドロビンが四連発の銃を持ったデスストロークと戦っていた。

そこに2丁拳銃を操るレッドフードが駆けつけデスストロークを撃つ。

ポイズン・アイビーはロビンと斬り合っていたが、ロビンが相手の剣を払い飛ばす。

キャットウーマンとハーレイ・クインの女の戦いも続いていたがクインの方が優勢で、まだ薬が効いてるのね、猫ちゃん?とからかいながら、ハーレイは大鎚の柄でキャットウーマンの首を絞めて来る。

その間にも猿軍団が巨大城の中に侵入し、一斉にからくり仕掛けの綱などを食いちぎり始める。

からくり仕掛けが崩壊し始め、巨大ロボ内部から爆発炎上し始める。

時空間エンジンが不調になりそうだったので、ハーレイが心配げにメカを見上げた隙を狙い手を振り払ったキャットウーマンは逆にクインを締め上げ、借りは返すわよと言うと巴投げでクインを装置に投げ飛ばす。

そのショックでからくり装置は爆破治し始め、巨大城ロボは瓦解しながら跪いて制止する。

その天守閣の屋根の上で対峙していたのがジョーカーとバットマンだった。

せっかくの城をぶち壊しやがって!とジョーカーが怒ると、バットマンは日本刀を抜く。 ジョーカーは西洋の剣で勝負を挑んで来る。

金がねえなら帰りな!とジョーカーが嘲ると、獣はそこまでだ!とバットマンも負けてない。

ヒーローは大変だな!とからかいながら執拗に斬り掛かって来るジョーカーは、お前に俺は殺せねえ!と罵る。

巨大ロボがあげる黒煙の中で壮絶な2人の斬り合いは続く。

やがて、剣を落しうずくまったバットマンに刀を突きかかって来たジョーカーだったが、バットマンは真剣白刃取りでその刃を受け止める。

そして手刀でジョーカーの剣を折ってしまう。

その折れた剣で襲いかかって来たジョーカーを投げ飛ばすバットマン。

しかしジョーカーは手強く、傷ついたバットマンは劣勢になるが、その時、又大量の蝙蝠が飛来して来てジョーカーの身体の周囲を飛び回る。

蝙蝠の羽を広げ空中に浮遊したバットマンは、両手で印を結ぶと、忍者蝙蝠男として屋根の上に降り立ち、ジョーカーを殴りつけ、屋根の端に追いつめる。

ジョーカーは屋根から落ちかけるが、その陣羽織を片手で掴んでバットマンは救う。

するとジョーカーは、ヒーローに人は殺せねえ、だけど俺たちはね、殺せるんだよ、バットマン!と笑うので、バットマンは手を離し、ジョーカーは驚いたように屋根から落下して行く。

次の瞬間、バットマンはロープを投げ、ジョーカーの足に巻き付けて、地上に墜落する寸前に受け止める。

巨大ロボは焼け落ちてガラクタになっていた。

色々世話になったな…とバットマンは影闇ら蝙蝠衆に礼を言う。

いえ、この日の本の国は我々で元に戻しますと影闇は答える。

僕がいなくなっても元気でなとロビンが寂しがるモン吉に別れを告げると、モン吉はあっさりモン美の元に近づいて行く。

バットマンたちは夕陽に映える富士の方へ歩き出し、時空震コンバーターを全部セットした時空震エンジンが起動する。

次の瞬間、バットマンたちがいた場所は球形のように地面に穴を残して消え去る。

その時、富士の方へ大量の蝙蝠が飛び、馬に乗った影闇らの目の前で、富士山の上で巨大なバットマークになる。

アメコミの吹き出しの中にキャストの役職が出るキャストロール

21世紀に戻ったブルースが、マスクのないバットマンの格好で路地を歩いていると、ブルース様これを!市長がお待ちかねですと、アルフレッドがタキシードを差し出して来る。

間に合うかな?とブルースが言うと、大丈夫でございます、お車はあちらに…とアルフレッドが振り向くと、そこには2頭馬が待機していた。

その頃、元の世界に戻ったキャットウーマンは、骨董屋の主人か、こんなレアなものをどこから!と驚かれていた。

キャットウーマンが売りに来たそれは、ゴリラグロッドがバナナの皮を投げ捨てていた古代の壺だった。

金を手にしたキャットウーマンは骨董屋を出るとバイクで走り去る。

その通りの路地から出て来た神輿型茶室付きバット馬車は、停まっていた車をはね飛ばして走り抜けて行く。

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