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映画独り言

なぜ映画のストーリーを書く事になったか

子供の頃から、映画に関するコラムや解説の類いを読むのが好きだった事がまずある。

そこに書かれている「まだ観た事のない映画に関する情報」が面白くてたまらなかったのだ。

映画好きで文章力がある人は、自分が観た映画を、いかにも面白そうに描写してくれる。

それは、映画好きにとって、実際に映画を観るのと同じくらい楽しい。

ネットを始めるようになり、とあるサイト(今はもうない)レビューに参加するようになった。

最初は、簡単な感想を書くに止めていたが、古い映画などの感想を書く時には、「観ている人が少ないだろうから、多少、作品紹介の意味も込めて、簡単なストーリー的な事を書いた方が良いだろう」と考え、触りの部分のあらすじなども加えて書くようになったのだが、これにはすぐ反発する書き込みが出て来た。

「ストーリーを書くな」と云う抗議であった。

ミステリの犯人をばらすなどは論外としても、古い文芸もののあらすじを書くのもダメだと言う。

そのサイトでは、書いたものがそのまま自動的にアップされる訳ではなく、一応、サイト管理者がチェックしてOKになったものがアップされる仕組みだったし、それまでの投稿も問題なくアップされていたので、管理者が禁止した訳ではなく、あくまでも一部にそう云う意見の人がいる事は分かったが、多くの人が参加しているサイトレビューで、無理に自分のやり方を押し通す事もためらわれた。

やがて、そのサイトは別会社に委譲され、サイトもリニューアルされた結果、「新作の感想だけ」限定の平凡なレビューとなったので、古い作品をたくさん観ていた自分としては、魅力も感じなくなり参加も止めてしまった。

その際、自分の個人ホームページで書けば、自分のやり方を押し通しても問題ないのではないかと気づいた。

「※ストーリーを書いている」と云う断り書きを付けているのだから、そう言うものが読みたくない人は読まないはずである。

よしんば、検索かなどで、直接、作品ページに飛んで来たとしても、冒頭の数行を読めば、ストーリーを書いている事はすぐに気づくはずで、嫌なら、読むのを止めるはずだからだ。

さらに、自分のホームページでなら、思う存分、詳細にストーリーが書ける。

 

 

なぜ映画のストーリーを「詳細に」書くようになったか

 

なぜ「映画のストーリーを詳細に書くようになった」…について。

初期の頃の、ストーリー描写は短い。

これは、先に書いたように、とある映画サイトのレビュー用に書いたものを、そのままコピペしたものだからである。

レビュー用なので、文字制限もあり、ストーリー描写自体が目的でもなかったので、当初の頃は短く書いていた。

なぜ、自分のレビューをコピペしたかと云うと、最初の映画サイトが閉鎖されると知り、自分がそれまで投稿していたレビューが、全部消えてしまう恐れがあったからだ。

今の映画評は、このレビュー当時の投稿がベースになってる。

長い間、映画を観ているものにとって、一番困るのは「映画はすぐに忘れる」と言う点。

断片的なイメージは残っていても、ストーリーなど、映画館を出たとたんに忘れると云っても良いくらい。

当然、他人の映画評などを見ても、ストーリーを詳細に記している所などまずない。

ビデオやDVDなど、家で再生しながら書いているのならともかく、劇場で見たものを記憶だけで書くのは困難だからだ。

いきおい、個人的な感想や印象論だけで終わっている所が多く、そうしたレビューは、読んでいてもあまり役に立たない。

一番困るのが、「何点」とか「星いくつ」と云った主観を、漠然とした数値化しただけのページ。

観た事がないこちらにとって、知りたい情報は、「どういう内容の映画なのか」と云う事であって、他人の素人評価などではないからだ。

これは、自分自身のレビューに対しても同じで、初期の頃のレビューは、今読むと何の役にも立たない。

自分の主観的感想しか書いてないからだ。

触りの部分だけのストーリー紹介も、自分で読んでいてじれったくなく。

後半、どういう展開になったか、自分でも、もう忘れているからだ。

こうした不満から、徐々に、ストーリーは最後まで詳細に書くようになった。

当然、書くのに手間取る。

仕事が忙しいときなど、観てから、なかなか文章化出来ないで日にちが過ぎてしまう事も多いが、日にちが経つにつれ記憶が薄れるのは当然で、実際に観てから何日も経ってから書いたものは、かなり内容が怪しくなる。

やはり、理想は、観た直後に書くのが一番。

かなり詳細にイメージが頭に残っているからだ。

 

 

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