1956年8月14日公開の「スタジオは大騒ぎ」の約5ヶ月後に封切られた前作と同趣向の撮影所バラエティで、上映時間28分程度の短編映画である。 当時の量産体制や最初に登場する根上淳さんなどは屋外でコートを着ていることからから、前年暮れくらいに撮ったものではないか? 映画が娯楽の王様と呼ばれ、ファンからするとスタジオは夢工場のようなイメージだった時代だけに、そのスタジオ内の様子を面白おかしく紹介したこの手の作品は興味深かったはず。 登場する役者はあくまでも自然体に見えるよう書かれた台本に沿って芝居をしているようで、どう見ても自然な会話ではない。 東京スタジオの方は現在の調布の角川大映スタジオになるが、映画全盛期の当時とは全く別もの。 建物も違えば、中の雰囲気もまるで違う。 今のスタジオは全部レンタルなので、そこを利用するのは映画やTVドラマ、CMと言った外部の関係者ばかり。 そう言う撮影が入ってない日のスタジオは、基本的には閑散としているのが現状である。 特に角川大映スタジオは、近くにある日活スタジオ同様、当時より敷地は縮小しているはずで、逆に言えばこの作品に登場する大映東京スタジオは広く見える。 当時は映画人口最盛期だったはずで、各映画会社のスタジオは不眠不休に近かったと思われる。 冒頭のインタビューで根上淳さんや若尾文子さんが休みの日は寝たいだけ寝ると答えているのは、売れっ子の場合、まともな休みなど少なかったからだと思われる。 休みの日に映画を見に行くと言っているのも、映画鑑賞が当時の若者の自然な娯楽だったことが分かる。 舞台裏らしく、メイキング風に特撮がさりげなく登場したりしているのが見所。 主役級のスターはすぐに顔が分かるが、高松英郎さんなど脇役刑の俳優さんは若いこともあり、ぱっと見誰だか分からなかったりするが、そんな若い頃の高松英郎さんをカラーで見られると言うのも貴重。 特に高松さんと船越さんの漫才と言うのが貴重。 漫才の内容からすると、お二人ともまだ独身時代か? この当時の船越さんは、まさか息子さんが後年大騒動に巻き込まれるなんて想像もしていなかったに違いない。 その高松さんから小野さんと呼ばれている可愛らしい女優さんは小野道子さんと言う方か? 品川隆二さんなどは顔でははっきり判別できず、歌声が「焼津の半次」の声に似ているのでそうではないかと推測する程度。 まだカラーが珍しかった時期の作品と言う事もあり、登場する役者たちの衣装などは原色に近いものが多用されている。 勝新はまだ白塗りの新人時代で、長谷川一夫さんが現役時代だった事もあり、市川雷蔵さんなどと同様まだまだこれから売出し中と言った時期だったと言うことだろう。 中村玉緒さんも最後にちらりと写っているが、まだ勝新とは結婚前だったはずで、2人の間には雷蔵さんが立って一緒に写っている。 |
▼▼▼▼▼ストーリーをラストまで詳細に書いていますので、ご注意ください!▼▼▼▼▼ |
1957年、大映、浜野信彦監督作品。 タイトルが書かれた壁が回転扉のように三つに回転し、奥から黄色いお揃いドレス姿の3人のダンサーが出現する。 その3人がステージの中央にいた他の3人のダンサーと合流し、カラフルなパラソルを開きながら踊り始める。 その踊るステージ映像にスタッフ名、そして「大映スター総出演」の文字が重なる。 ステージ奥のカーテンが開くとそこには大きな大映スタジオの写真があり、それが動き出す。 皆さん、皆さんは撮影所の中をちょっと覗いてみたいと御思いになりませんか?(とナレーション) 皆さんの憧れのスターがそこでどんな生活をしているでしょうね?さあこれから皆様をご案内致しましょう、ご覧のようにスタジオは一日中てんやわんやなんですからね。 皆さんがご存知のスターさんに会いたいと思っても…、おや?あそこで話しているのは…、ははあ雑誌社のインタビューですね(とナレーション) そうだな〜、仕事が終わったらね〜…と、芝生に腰を下ろしインタビューに答えているのは根上淳。 まず寝るな、ぐっすり寝ますよ、それからまあ、映画でも見に行って…、そんな事してる間に雑誌社の人に追っかけられてってことかな?と根上は皮肉っぽく言い、ねっ?と隣に着物姿で座っていた若尾文子に同意を求める。 そうね、私は雑誌の仕事のないときは、やっぱり寝たいだけ寝るでしょう?それから家の片付けものをしたり、それからねえ、銀座へ出たりして買い物するわね?と根上の方を見て同意を得ようとする。 それからねえ、映画見て、それから美味しいもの食べに行っててんなどと笑顔で答える。 すると間髪入れず、美味しいものなら僕も食べに行くよと根上が答えたので、記者は笑い出す。 その時、釣り姿の男が横をと御おり過ぎようとしていたので、今日は釣りですか?と根上が聞くと、今日は偉い仕事でね、例によって例の通りですよと男は笑う。 するとその背景が急に海の合成シーンになり、男は若い男女のカップルが乗っているモーターボートに立っていたので、おい、まさよし、あの〜わしは他のボートに乗り移るよと男はふらつきながら申し出るが、良いじゃないですかお父さん、ねえ君!と操縦しながら女の肩を抱いていた息子役の役者が言い、女の方もどうして御嫌なんですか?等と聞いて来たので、どうしてって…、わしゃ遠慮するよ、そんなに当てられちゃ、わしゃ敵わんよと男はぼやく。 次の瞬間ボートが急旋回したので、男がバランスを崩しボートから落ちかけるが、その途端、カメラが引いて、セットで撮影している様子を見せる。 このプロセスのお陰で撮影も随分便利になりました(とナレーション) カット!の声がかかったので、父親役の男は巧く行きましたか?と確認する。 (急に白黒画面に女が登場したので) おやおや?フィルムを間違えたかな?な~んだ、アフレコ室でしたよ(とナレーション) ロケーションで同時録音が出来ない時はこうして後から音を入れるんです、今本番中です(とナレーション) スクリーンに映っているアクションに合わせ、俳優たちがセリフを入れている。 海に落されるシーンでは、音効さんがスタジオ内に用意されていた水槽にモップのようなものを突っ込んで水音を出す。 この野郎、俺が相手だ!くそ~…、お兄様!とそれぞれの役者が自分のパートにセリフを合わせる。 その途中、ブザーが鳴り響き、部屋が明るくなると、今、全体的に合っていませんから、もう一回行きますと録音横のブースから指示が出る さらに女性スタッフが、中原さん、なかなか感じが出てましたよとブースからマイク越しで褒めて来る。 ハハハ、大変でしょう、セリフと口の動きが合うまで何度でもやり直しです、さあでは今度は俳優部の方へ行ってみましょう(とナレーション) コートを着た船越英二が高松英郎とスタジオ内を一緒に歩いていると、英二さんもうお帰り?と呼びかける女性の声が聞こえたので、声の主を捜してキョロキョロしていた船越英二が、今来たばかりですよと答えると、せっかく英二さんのためにごちそう作ったのに召し上がって行ってと言うので、ごめんねと高松英郎に言い、声のする方へ向かったので、高松も呆れて後を追う。 御安くないですね、女の人は誰かな(とナレーション) 召上がって行って、そう…残念だわ、じゃあこの次はゆっくりして行ってねと言っていたのは、芝生に座って台本を読んでいた若い女優だったので、何だセリフじゃないかと船越が自分の勘違いに気付くと、一緒に付いて来た高松も愉快そうに笑い出す。 小野さんのセリフが巧いから、船越さん間違えたんだよと高橋が言うと、そうだよ!と船越も照れくさそうに言い返す。 それを聞いた女優は、あたしの?ごめんなさい、船越さんも英二さんだったのねと笑い出す。 そこにやって来た見明凡太朗が英ちゃん!と呼びかけたので、お早うございますと船越が駆け寄ると、キャメラがアメリカから来てるよと教えたので、8mm?16mm?などと船越が聞くので、違うよ、こんなんだよ!と見明は両手を広げてキャメラの大きさを教える。 わあ財閥だな~と船越が褒めると、俺じゃないんだよ、今、組み立てているんだよと呆れたように見明は言う。 組み立て?と船越が聞くと、リストアップ!凄えぞ!と見明が教える。 それじゃあ私たちも見せてもらいましょう(とナレーション) 野次馬の向こうから、重さがあるからな…などと言う声が聞こえるので、ちょっとすみません、見せて下さい、どうもすみません(とナレーション)が頼むと、スクリーン前を覆っていた野次馬が左右に分かれて、その奥で組み立てていた大映マークが入った巨大なキャメラセットが見えて来る。 どうです?凄いもんでしょう?これは大映が日本で最初に手がけるヴィスタビジョンの撮影機です、このキャメラで近く撮影が始まるのです、大したもんですね~(とナレーション) 小型キャメラはハンドキャメラと言ってアイモと同じ用途を持っています。(ヴィスタビジョンの横で三脚に置かれたハンドキャメラも映し出される) さすがキャメラに慣れた撮影所の人達も仰天してますね。(大部屋の野次馬の背後に背が高い柴田吾郎、後の田宮二郎が写る) その時、杉田さん!スリムさん、御願いします!テストですと背後から声をかけられた役者が2人(杉田康ら)野次馬をかき分けてテストへ向かう。 お?それじゃ私たちも向こうへ行ってみましょう(とナレーション) カメラがこう…と話しながらテストへ向かっていた時、やって来たのが京マチ子だったので、2人の若手は、お早うございますと挨拶する。 その京マチ子に、すみません、写真を一枚御願いします!と学生が2人声をかけたので、ここで良い?と京さんは立ち止まる。 学生たちはカメラを交代し、1人ずつ京さんの横に並んでツーショット写真を撮る。 撮り終えた学生たちが礼を言って立ち去る中、助監督が京マチ子に近づいて来て、明日天気が良さそうなので、明け方のシーンやることになりましたからと報告しに来たので、ああ、そう、何時から?とマチ子は聞く。 会社を3時半出発ですから…と助監督が答えると、驚いたような表情で、眠いな…と言いながらも、分かりました、はいと答えてその場を立ち去る。 3時半とは大変ですね、お?川口さんたちがいますね、こんなにスターさんが多い日なんて珍しいんです(とナレーション) 近づいて来たのは真っ赤なシャツと野球帽をかぶった川口浩だった。 そこに女優2人と男優2人がやって来たのでどこ行くの?と川口が声をかける。 でも困っちゃったな、後1人選抜したって出来るかしら?と聞かれた女優市川和子が困ったように言うので、いつもママに甘えてばかりいるからさと男優が横からからかう。 でも和ちゃんが裏方やるなんて、それだけでも今度の回は楽しいよと川口が話しかける。 本当!私たちも後から行くわ、それより京都の人たち何やるか分かってるの?と女優の1人が聞くと、京都だって色々プランやっているんでしょう?と別の女優も会話に加わる。 すると、黄色いコートを手に赤いカーディガン姿の市川和子が、じゃあ私行きます、行ってきます!と声をかけ1人用意されていた緑色の車に乗り込むので、他の俳優たちはいってらっしゃい!と見送る。 何か面白い事が始まりそうですね、私たちも和ちゃんと一緒に京都撮影所に行ってみましょう(とナレーション) 空を飛ぶ旅客機 「大映株式会社 京都撮影所」 そこにやって来た和ちゃんに気付き取り囲んだ女優たちは、あ、和!疲れたでしょう?などとねぎらいの言葉をかける。 そこに通りかかった車の中から、和子!どうしたんだい?と声をかけながら降りて来たのは、ちょんまげ姿の勝新。 こんにちは!と和ちゃんが挨拶すると、何しに来たの?と聞く。 会いたいばかりに飛んで来たのよと和子が答えると、俺?お世辞が巧くなったなと勝新が言うと、お母さんがそう言いなさって言ったのと和子は打ち明ける、 フーン、良い洋服着せてもらって…、お母ちゃん勝ってくれたんだろう?と和子の黄色いコートを勝新が褒めると、ううんと和子が言うので、違うの?歌歌わないの?と和子は聞く。 しかし勝新は、ダメなんだ、歌えねえんだ、ちょっと調子悪いんだ…と言う。 おやおや話し込んでしまいました、ではこの間に中の方へ行ってみましょう、東京と京都では大分感じが違いますね?おや?あの人は…(とナレーション) 右の方のがベニスの映画コンクールでグランプリをいただいた記念碑なの、左の方はアメリカのアカデミー賞…、私たち毎日これを見ながら良い映画を作ろうと張り切ってんのよ、それからあの建物が俳優部よと女優が来客に説明していた。 おはようございますと声をかけられ、お早う、今日は何?と聞いたのは木暮実千代で、扮装テストなんですと時代劇の衣装で窓から答えたのは若い男優だった。 その男優にお待ちどうさまとスタッフが声をかける。 これがスタッフの部屋ですね(とナレーション) そうそう、市川和子さんはまだ話し込んでるかな?おやいない…、どこへ行ったのかな?困ったですね〜…、ちょっと探しに行きましょう。 あれは何かな?長刀の稽古ですね…(とナレーション) 男は剣術、女は長刀、時代劇も大変でしょう? ここにいなければ…、そう、衣装部に行ってみましょう。 女優たちが衣装合わせをしている。 どうです、この色彩の艶やかさ…、豪華絢爛、大したものでしょう。 そこに入って来た女優が、おはようございますと挨拶し、男優に、良く似合うわねと笑いながら世辞を言う。 衣装は良いけど、お顔の方は…、こりゃ失礼!(とナレーション) 結髪係と札が出ている部屋のドア 部屋の中で椅子に座っていた女優が、ぽんちゃん、東京じゃどんなことをやるだろう?きっと面白いわよと隣で日本髪をセットしていた別の女優に話しかける。 ここにも見えませんね〜(とナレーション) それじゃ床山さんかな? この鬘は大分白髪が混じってますな〜と火消しの衣装を来た男優が、鬘を整えている床山さんに声をかけていたが、その時スタッフから声がかかったので、今行きますと答え、もうひとりの男優と一緒に部屋を出る。 そうそう野外撮影を見ているかも知れませんね?私たちも行ってみましょう(とナレーション) 江戸の町のセットで、いきなり斬り合いが始まる。 何でしょう?立ち回りです、雷蔵さん、しっかり!(とナレーション) 市川雷蔵に斬られた斬られ役が壁にぶつかると壁のセットが壊れ、奥の様子が見えてしまう。 これはこれは、偉いものが見えちまいましたね(とナレーション) 岡っ引き姿の長谷川一夫が何かを投げる。 銭形平次!得意の投げ銭!(とナレーション) しかし長谷川一夫の左手には野球のグラブがはまっている。 何だ、野球でしたよ…(とナレーション) 同じ時代劇の衣装を着た林成年がキャッチャーにスタッフがバッター役、そこに長谷川さんがもう一度振りかぶる。 今度は大きなカーブ、わあ、えらい暴投ですね!(とナレーション) 後ろの見物客の方に飛んで行ったボールを拾いにキャチャーが駆けて行くので、笑った長谷川一夫は、ごめんごめん!肩が良すぎちゃったんだと詫びる。 その時、先生!出ですとスタッフから声がかかったので、はいと答えた長谷川一夫はグラブを外しながら残念でしたと笑いかける。 ボールを探しに走って来た林成年に、成年さ〜ん!と呼びかけて近づいて来たのは東京スタジオから来た和ちゃんだった。 やあ、和ちゃん!みんな着いたの?と林成年も気づき、手を振って迎える。 あ、和ちゃん、やれやれ、やっと会えましたね、良かった…(とナレーション) 今夜大勢来るわ、ところで成年さん、何をかけますか?と和ちゃんが聞くと、秘中の秘!と林成年は答える。 良いじゃない、教えてよ!と和ちゃんは頼むが、ダメだよと成年が言うので、いじわる!じゃあ良いわ…と和ちゃんはすねてみせる。 それを見た林成年が、怒ったの?じゃあ教えようか?と言うと和ちゃんは笑顔になるが、でもファンの皆様に贈る隠し芸大会だろう?と言うと、それもそうね、今夜の楽しみにしておくわと和ちゃんも納得し、それじゃあ私、会場の準備に言ってきますと言い、去って行く。 これは面白いですね、さてこの辺で私たちもその会場の方へ行ってみましょう(とナレーション) 「東西スター総出演 ファンに贈る優べ」と言うテロップが出る。 高松英郎と船越英二が漫才のように画面中央に駆け寄って来る。 高松ちゃん!探してたんだよ、君もらわんかね?と船越が言うと、すみませんね〜と良いながら高松が右手を差し出す。 どう致しまして…と言いながら右手を上着の中に入れようとした船越だったが、違うの、結婚!と言いながら、相手の右手を叩く。 結婚もくれるの?と高松がぼけると、違うの、嫁さんもらわない?と船越が聞く。 お嫁さんもらいましょうと良いながら高松が両手を差し出すと、もらいましょうったって君、嫁さんをもらうことだと言う事になれば君、条件があるでしょう?と船越が言う。 そら条件は色々とあるけれどさ…と高松は悩み始め、船越さんならどうなの?と逆に聞く。 僕?僕ならまずね、京マチさんのように気は優しくてスタイルは良くてさ、若尾ちゃんのように可愛くて、山本お冨士さんのように日本的な美人をもらっちゃうね!などと船越が言うので、それで百万円の持参金が付いて…と高松が言うと、そう!百万円の持参金があって…、君、金のことは止しましょう!と船越は答える。 だってあんた、欲しくないの?と高松が聞くと、それはまああった方がね…と船越は言う。 まず百万円の持参金!それから家が欲しいねと高松が言うと、良いね〜、庭は広く、山があって川が流れて和洋折衷で…と船越も相づちを打つ。 屋根があって畳があって襖が閉まって…と高松が言うと、柱があって…、当たり前じゃないかと船越が突っ込む。 婆やが1人いて…と高松が言うと、犬が1人車が1匹!と船越。 たまの日曜日に2人でドライブして!と高松。 空はあくまでも澄み渡り〜と船越。 陽春の太陽がうらうらと若い二人に降り注いで…、ねえあなた…と高松と言うと、何だい?ってなのいたら紹介してねと船越が頼む。 女優がカルテットの演奏の前で歌う「荒城の月」 ドラムの川崎敬三がシンバルとドラムを叩くと、川口浩が鉄琴でジャズ調の「荒城の月」を叩き出す。 タキシード姿の黒川弥太郎が登場し「名月赤城山」を歌う。 さて今度は誰でしょうか?歌は新作で「今宵寂しく」です(とナレーション) 歌うは三益愛子? 「哀愁列車」です、この人はお分かりですね?(とナレーション) 歌うは品川隆二? 次いで女優も登場し、2番を歌い出す。 趣向を変えて今度はひよこの踊り!この曲は、あ、「ミネソタの卵売り」ですね?(とナレーション) ひよこのコスプレをした2人の女優が踊る。 カットが代わって衣装が鶏になる。 山本冨士子さんが登場し「湖水物語」を歌う。 緑色の着物を来た6人の女性による日舞「さくら変奏曲」に、紋付袴姿の市川雷蔵と勝新、林成年が踊りながら合流する。 大勢の女性たちが踊る「大映ルンバ」のカラフルなステージに、菅原謙二ら大映の男優、女優陣が登場する。 女優陣の先頭は京マチ子、男優陣の先頭は長谷川一夫。 現代服姿と演芸会用の衣装が混じった面々に、勝新、雷蔵、成年の若手3人が合流する。 階段から川崎敬三、品川隆二、見明凡太朗、杉田康らが降りて来る。 雷蔵の隣は緑の着物姿の中村玉緒さん。 若尾文子さんと山本藤子さんが並び、根上淳さんの隣に菅原謙二さん。 笑顔の京マチ子さんと長谷川一夫さんのアップ。 引きの絵でスタジオ内を埋め尽くしたスターたちが手を振る。 終 |