白夜館

CG17
CG18
CG19
CG20
CG21
CG22
花のヒロイン 

 

 

 

幻想館

 

ザ・プレデター

1作目と同じく「下等生物相手の狩猟にやって来たら、地球上で一番厄介な獲物(人間)と偶然出会って返り討ちにあってしまう宇宙一ツイてない間抜けなハンター」の話になっている。

ダニー・グローヴァー主演だった2作目以外は、大体、人気の少ない田舎やジャングルみたいな所にやってくるのに、必ずそこに最強クラスの人間が「偶然」いると言うのがまず笑える。

シュワルツェネッガーがいない分、色々アイデアを盛り込んでおり、プレデターを追う「スターゲイザー」と言う政府機関の連中とルーニーズ特殊部隊と言うヤバい軍人たち、それに名うてのスナイパーと女性生物学者が絡んでおり、さらに自閉症ながらパソコン技術は天才的な少年などが絡んでいる。

出来は良くも悪くもいつものB級アクションと言った所でテンポは悪くなく、それなりに楽しめるものになっているが、夜間シーンが多いためCGIキャラの出来が今ひとつ確認しづらく、巨大プレデターの大きさも掴みにくいのが惜しい。

ボス的な黒人キャラが敵味方に2人いると言うのも日本人には識別しにくいような気がする。

クライマックスも夜間の戦いなので誰がどう倒されているのか分かりにくい上に、最後のアサシン・プレデターの倒し方も何がどうなったのかにわかには理解しにくい描写になっている。

何となくモンスターを倒す話と言う大枠は分かるが、細かい所は良く分からないままと言う印象がないではないのだ。

特にプレデターの猟犬であるプレデター・ハウンドを、犬好きの女性学者が手名付けて味方につける…と言う辺りのアイデアは面白いのに、肝心のプレデター・ハウンドが見えにくいのは致命的。

その辺も含めB級らしいと言えばそうなのだが、大成功作と言う程ではないような気がする。
▼▼▼▼▼ストーリーをラストまで詳細に書いていますので、ご注意ください!▼▼▼▼▼
2018年、アメリカ映画、フレッド・デッカー脚本、 ショーン・ブラック脚本+監督作品。

宇宙空間で同種の2隻の宇宙船が追いかけ合いをしており、追っている宇宙船が逃げている宇宙船に攻撃をくわえる。

やがて逃げていた宇宙船が宇宙空間の一画を斬り割き、別宇宙へ逃げ込む。 別宇宙には衛星が浮かんでいたが、それを破壊して逃げていた宇宙船が落下したのは地球だった。

タイトル

メキシコのジャングル 大気圏内に墜落する宇宙船に乗っていたフジティブ・プレデターは操縦台に置いてあった小さな装置を左腕にコンピューターガントレットに装着する、やがてポッドを宇宙船から排出する。

夜、人気のない場所の1本だけある街灯の辺りを森の中から狙撃銃のスコープで覗いていたのはアメリカ軍特殊部隊のクイン・マッケンナ大尉(ボイド・ホルブルック)だった。

人質は確認したか?との通信が入ったので、麻薬組織が人質を取るか?と疑問を口にするが、スコープを見ていると、一方の車から後ろ手に縛られた男が2人が出て来たので、人質2人確認!、指示を待たずに撃つと返信し、引き金に指をかけた時、空の一隅から何かが墜落して来るがクインはためらわず発砲し麻薬組織のターゲットを撃ち殺す。

巨大な落下物は鉄塔を突き倒しこちらに向かって落ちて来たので、隠れていたクインは身の危険を感じ、その場から逃げ出し崖を転がり落ちる。

クインは通信を試みるが応答がないので、何かが墜落し炎上している付近の様子を用心深く探し、そこに落ちていたマスクのようなものを拾い上げる。

そこに近づいて来たのが仲間のデュプリーだと気付いたクインは、ヘインズは?と聞くが分からないと言うので、リュックを…と命じたクインは、証拠品だと言い、拾ったマスクをリュックの中に入れる。

大尉、それは?とデュプリーが聞くと、クインは同じく落ちていたガントレットを左腕に装着してみる。

その直後、森の高い木の上から足を吊られたヘインズの死体が逆さまにぶら下がって来て、その横の気の背後から怪しげな人影が見えたので、敵と察し、撃て!とクインは命じる。

すると敵も撃って来て、クインは何かに弾き飛ばされる。

クインが左手を持ち上げると、装着していたガントレットから何か刃物のようなものが飛び出し、吊るされていたヘインズの胴体を切断してしまう。

上半身は下に落下し、空中に吊るされたまま残った下半身から滴り落ちる血液が、地上にうずくまっていた何かの上に滴り、人型のような形を浮かび上がらせる。

ヤバいと気づいたクインはリュクを背負って逃げることにするが、その時、上空にヘリが近づいて来たことに気付く。

その直後、左手に装着したガントレットから今度は小さな金属球が転がり出たので右手で受け止める。

ヘリから降りて来た政府がプレデター研究用に作った極秘プロジェクト「スターゲイザー」の責任者ウィル・トレーガー(スターリング・K・ブラウン)は、奴らは観光前に人を狩る…と言う。

メキシコのとある村

酒場に入って来たクインはそこにいた客たちに挨拶をするが、クインのベルトに拳銃が差し込んであるのに気付いた客たちはすぐに出て行く。

クインは助けてくれ金はあると店の主人に声を掛けるが、主人は銃を持っている奴の言う事が信用できるかと拒否し背中を向けるが、振り返るとそこにはクインの姿はなかった。

不思議に思って店内を探し始めた主人の肩を突然叩いたクインは、急に姿を現し、荷物を送ってくれと再度頼む。

そして、グラスに注いだ酒の中にガントレットから飛び出た金属球を入れたクインは一緒に飲み込む。

ゴードン中学校

放課後、あちこちのテーブルでチェスをしている仲間たちの側で見ていたローリー・マッケンナ(ジェイコブ・トレンブレイ)は自閉症だった。

廊下では悪ガキ2人がいたずらで火災警報ボタンを押したので、チェスをしていた仲間たちは一斉に出て行ってしまう。

そんな中、ローリーだけは非常ベルの音が苦手なのか耳を押さえてうずくまってしまう。

そこにやって来た悪ガキ2人は、残っていたローリーをからかおうとするが、その様子が異様なので関わり合うのを恐れ、ヤバいな…と言うと、周囲のテーブル上のチャス盤の駒を全部叩き落して帰って行く。

ベルが鳴り終わったので立ち上がったローリーは、床に落ちていたチャスの駒を全部拾い上げ、各テーブルごとに壊される前の状態に全部再現してしまう。

帰り道、ローリーは人の家の飼い犬に吠えられてしまう。

自宅に帰ると、出掛けた母親の残したメモが残されており、掃除をしたので汚したらダメよと書いてあった。

その後、宅配がやって来たので玄関に出ると、クイン・マッケナの家だね、私書箱の料金が滞納しているんだ、国務省に勤めているの?と配達人が聞いて来たので、パパは人を殺すの、平和のために…とローリーは答える。

メリーランド州

犬がたくさん集まる中にいたケイシー・ブラケット(オリヴィア・マン)は、突然「スターゲイザー」の隊員に声をかけられ、車の中で墜落した宇宙船の残骸の写真を見せられ、あなたの想像しているものです、87年、97年に現れ、最近頻繁に現れる…と教えられる。

夜帰宅したローリーの母親は、ハロウィン用に買って来た海賊とフランケンシュタインのマスクを出して、どっちが良い?と聞くが、そんなの意味ないよ、そんなものかぶってもみんな中味が僕だってすぐに分かるもの…とローリーは冷めたように答える。

「VA 米国退役軍人局」に連れて込まれていたクインは取調室で尋問を受けていたが、肝心なことははぐらかし、クッキーくれないか?などとマジックミラーを意識してとぼけていた。

その様子をマジックミラー越しに見ていたトレーガーは、奴は目撃している!と直感する。

ローリーは父親へ送られて来た箱を無断で開けてしまう。 中には見たこともないマスクのようなものとガントレットが入っていたので、凄い!と感激する。

ガントレットをいじっていると、コンピューター部分が外れたので、それを触ると、急にホログラム映像のようなものが浮かび上がったのでローリーは驚く。

「VA 米国退役軍人局」のクインは護送バスに乗せられる。

走り出したバスの中にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)を持っているため集団セラピーを受けさせられる「グループ2」と言う問題がある軍人たち「ルーニーズ特殊部隊」が乗っていた。

リーダー格のタリバン部隊にいたと言うネブラスカ・ウィリアムズ(トレヴァンテ・ローズ)、湾岸戦争で仲間の車を誤射したコイル(キーガン=マイケル・キー)、コイルと同じ部隊にいたバクスリー(トーマス・ジェーン)、イラク戦争に参加し陸軍を追放されたリンチ(アルフィー・アレン)、ヘリコプター事故で外傷性脳挫傷を追ったネットルズ(アウグスト・アギレラ)… 「スターゲイザー計画本部」 夕暮れ時、ヘリでダムに連れて来られたケイシーは受付でIDカードを渡される。

受付部屋ごとエレベーターになっており、地下の研究棟に到着すると、待ち受けていた白衣のジョージ・キースがケイシーに宇宙進化生物学をやっていますと自己紹介をしながら握手して来る。

しかしケイシーは、壁のショーケースの中に展示してあった展示物を見てこれは?と驚く、そこにはプレデターが過去地球に持ち込んだ武器やマスクが並べられていたからだ。

ジョージが手招くとガラス張りの研究室があり、そこには本物のプレデターが眠らされていた。

そのプレデターの横に防護服姿で立っていたトレーガーが振り向き、ブラケット博士!こちらへと呼びかける。

中に入るには除染ルームで裸にならねばならず、ジョージと別の個室で服を着替えながらケイシーは6歳の時に大統領に、宇宙の動物が見つかったら教えてって手紙を書いたの…などと自分の過去を打ち明ける。

その後、研究室に入ったケイシーをトレーガーが出迎え、プレデターは狩りをゲーム感覚でやると言うので、むしろ、遊びのバス釣りに近いとケイシーが指摘する。 ケイシーはプレデターを間近に見て、美しい厄介者ねと呟く。

そんなケイシーにジョージは、検査の結果、ゲノムに人間のDNAやアカオオカミのDNAが含まれていると知らせると、人間とやった?と聞き、ああ…とトレーガーは答える。

これはガントレット?マスクは?と聞くと、行方不明だとトレーガーは言う。

最初にコンタクトした奴がやがてここにやって来るとトレーガーが言うと、会わせてとケイシーは言う。

護送バスの中では、ネブラスカがクインに、お前は何でここにいる?と聞いて来たので、異星人と会ったと打ち明けると、他の連中は大笑いを始める。

軍は隠す気だとクインが言うと、「グループ1」はヤバい奴らだったけど「グループ1」はもっとヤバい!とそこの連中は嘲笑する。

その頃、フジティブ・プレデターを追っていた宇宙船がワープして地球の大気圏に入って来る。

ローリーがプレデターのコンピューターホログラムをいじっていたので、それに気付いて宇宙船は接近する。

センサー作動!ターゲットをスキャン! 軍はすぐに新たな侵入者を察知する。

その頃、ローリーはガントレットのコンピューターをいじっていた。

母親が何してるの?と声をかけて来るが、ゲームだよと嘘を言う。 そのローリーがいじっていたコンピューターホログラムに導かれるように宇宙船が町に接近する。

軍が発進した偵察機は、迫り来る宇宙船と危うく衝突しそうになる。

研究所内にも宇宙船が接近していることが知らされるが、その時ベッドに縛られていたフジティブ・プレデターが目覚め暴れ出す。

ガードマンが発砲しケイシーも銃を取り射殺しようとするが、起き上がったフジティブ・プレデターは周囲にいた研究者たちを次々に殺戮して行く。

黄色い液体の入った試験管を取り部屋の外に出ようとしたケイシーだったが、除染ルームでまた着替えるよう指示される。

それをしないと外に出られない仕組みなのだと覚ったケイシーは服を脱ぎ始める。

フジティブ・プレデターは、研究室内に置かれていた自分の装備のうち、ガントレットが片方しかないことに気付き怒りを露にする。

フジティブ・プレデターが除染室にやって来たので、裸のケイシーはしゃがんで怯えるが、その姿を見たフジティブ・プレデターは感心なさそうに通路に出て行く。

通路にいた人間を次々に殺しながらフジティブ・プレデターはショーケースに入っていた過去のマスクを見る。

そのマスクの機能で、フジティブ・プレデターは自分のマスクを持っているローリーの部屋の様子をスキャンし、そこに貼ってあった手描きの地図から住所と名前を調べる。

クインたちが乗った護送バスがダムに到着するが、全員緊急事態だ!これは訓練ではない!とのアナウンスがされている最中だったので、乗っていた連中は唖然とする。

研究所内で腹をやられたジョージが、銃を持って通路に出たケイシーに、奴を逃がすな!と呼びかけて来たので、私のペットじゃない!と愚痴りながら、ケイシーはフジティブ・プレデターの後を追う。

護送バスの車内にいたルーニーズ特殊部隊の何人かは窓越しにフジティブ・プレデターが外に逃げる所を見てしまう。

マジか?と驚くものもいたが、静かに!仲間が殺された、まず殺すぞ!とネブラスカが言い出し、突然コイルがバクスターの母親を屈辱する。

すると怒ったバクスターがコイルの首を手錠で締め上げて来たので、運転席に乗っていた護衛3人が取り押さえに来るが、全員が協力してその3人を倒し手錠の鍵を奪い取る。

護衛から奪ったライフルで運転手も脅し護送バスを乗っ取ったネブラスカたちは、護衛たちと運転手をバスから放り出す。

「スターゲイザー計画本部」の外に出たケイシーは、路上に落ちていた蛍光性のプレデターの結婚を発見、後を追い始める。

コンビナートのような箇所にやって来たケイシーとクインたちのバスは、上空を通過する宇宙船とそれを追う偵察機の機影を見る。

ネブラスカが運転し走り出したバスの窓から、コンビナートに逃げるフジティブ・プレデターとそれを追うケイシーの姿を目撃する。

フジティブ・プレデターがバスの直前に転がり出たので、ケイシーは近づいて来た護送バスの上に飛び降りる。

護送バスは走って逃げるフジティブ・プレデターを追い、乗降口から身を乗り出したクインが銃を発砲する。

フジティブ・プレデターはガントレットから針のようなものを発射し、足に受けたクインはバスから転落する。

ネブラスカはバスを停めルーニーズ特殊部隊は外に逃げ出すが、バスに近づいたクインは屋根に乗っていたケイシーに飛び降りろ俺が受け止めてやると伝えるが、フジティブ・プレデターの姿に気付き、すまない!と行ってバスの後方へ向かったので、下で受け止めてくれると思って飛び降りたケイシーはそのまま地面に落ちてしまう。

バスの後方にいたネブラスカはクインにバイクがあるぞ!と呼びかけたのでそちらを見やるとバイクがずらりと並んでいた。

偵察機は宇宙船に向けてミサイルを発射するが宇宙船を覆っているフォースフィールドに阻まれ、逆に攻撃されて爆破する。

護送バスに近づいて来たのは「スターゲイザー」の追手で、道に転がっていたケイシーを本部の指示で射殺しようとしていた。

そこに奪ったバイクに乗ったルーニーズ特殊部隊がやって来て「スターゲイザー」たちを撥ね飛ばして行く。

クインはケイシーを自分のバイクに乗せその場を出発する。

フジティブ・プレデターは「スターゲイザー」のトラックの荷台に乗り込み、そこに乗っていた追っ手たちを手裏剣で皆殺しにする。

背後の物音で運転手が大丈夫か?と声をかけて来たので、フジティブ・プレデターは床に落ちてた「スターゲイザー」の片腕を拾い上げ、親指を立てたそれを運転席に出して安心させる。

一方、着陸した宇宙船から降り立ったアサシン・プレデターは犬のようなものを数匹解き放つ。

クインとルーニーズ特殊部隊はモーテルに泊まっていたが、ケイシーはベッドで爆睡していた。

あの女大丈夫か?とクインは心配するが、奴らは軍人だ、寝ている女は襲わないとプール脇のチェアで煙草をくゆらせていたネブラスカが保証する。

ネブラスカの隣に座ったクインが、あんたが撃った上官はどこにいる?と聞くと、外した、自分で撃ったんだとネブラスカはニット帽を取り自分の右耳の上の傷跡を見せる。

大丈夫か?とクインが案ずると、ネブラスカは笑いながらタバコの火を舌に押し付けて消してみせる。

部屋の中ではネブラスカの言葉通り、コイルたちがケイシーが爆睡していたケイシーのベッドのすぐ横にコーヒーの入ったカップなどを置いて楽しんでいた。

終末かな?と誰かが言うと、最後は絶対に来ないと別の誰かが慰める。

その時、ベッドの上のケイシーが目覚め、周囲にルーニーズ特殊部隊がいることに気付くと、手近にあった銃を取り上げ向けて来るが、コイルたちは賭けをしていたようで面白がる。

クインが近づきその銃を奪おうとすると、ケイシーは引き金を引くが弾は入ってなかった。

引き金を引きやがったぜ!気にいった!賭けときゃ良かった!とルーニーズ特殊部隊の連中が喜ぶ。

最初からケイシーが目覚めた後の反応を予想し合って遊んでいたのだった。

クインはケイシーのバッグの中にあった身分証明書を見て素性を知るとそのバッグをケイシーに返すが、プレデターが狙っているのは試験管に入った黄色い液体じゃないかと推測する。

私は生物学者とケイシーは教え、プレデターはハンター、奴は何かを探していると打ち明けると、クインが自分が証拠品として拾ったものだろうと察し、行き先が分かったと言う。

ローリーは、マスクの目が赤く光り勝手に起動したことに気付くと、マスクの内部を覗き込む。

そこにはプレデターが何か注射をし合って新たな肉体を獲得するような映像が浮かび上がる。

その夜はハロウィンだったので住宅地には変装した子供たちが繰り出し始める。

そんな自宅に帰って来たクインは、地下室に自分が家族が巻き込まれないように私書箱宛に送ったはずの荷物があり、しかも開封されてマスクがないことに気付くと、妻のエミリーにローリーはどこだ?と聞く。

ローリーはフジティブ・プレデターのマスクとガントレットを装着して外に出ていた。

夫と一緒に地下室から1階に上がって来たエミリー、見知らぬルーニーズ特殊部隊の連中が家に入り込んでおり、冷蔵庫の中を物色したり、自分が描いた油絵の裸婦像などを勝手に見てにやついているので唖然とする。

クインたちが事情を打ち明けローリーも狙われていると教えると、驚いたエイミーが大きな銃を取り出したので、コイルたちはビビるが、エイミーはそれをクインに渡す。

クインはと気づき、すぐさま外に出掛けようとすると、ネブラスカも行くぞ!と仲間たちに声かける。

しかしコイルたちは俺たちは無関係だと言って動こうとしなかったが、妻のエイミーが、夫はカウンタースナイパーで、これまで13人殺し、14人しかいない勲章授与者なの!と演説すると、なら1人で戦えるさなどとバクスターは悪態をつくが、ネブラスカがヘタレども!と罵倒すると、ヘタレとは言われたくねえとネットルズが反発し、結局全員クインの後を付いて行くことになる。

クインがネブラスカに地味な車を手に入れろと指示すると、ケイシーも一緒に付いて行く。

それに気付いた悪ガキ2人が近づいてからかおうとする。

1軒の家の玄関で「トリック・オア・トリート (お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!)」と声をかけたローリーだったが何の返事もないので帰りかけると、二階の窓から、これでも食らえ!とリンゴを投げつけて来る。

するとマスクの自動防御装置が入り、ミサイルが後方のベランダに向け発射され二階の住人と部屋が吹き飛んだので、それを目撃した悪ガキは腰を抜かし這々の体で逃げ去る。 その爆発にクインたちも気付く。

ローリーはマスクを拾いかけるが、諦めてそこに捨てたまま歩き出す。

そんな住宅地にパトカーのサイレンが近づく。

ネブラスカ、車は?とクインが聞くと、派手な車見つけたと言って近づいて来たのはパトカーだった。

人気のない空き地にやって来たローリーは、1匹の犬が近づいて来たのでなでてやるが、その時、暗闇から何かが接近して来て、ローリーの側にいた犬が警戒して吼え出す。 2匹のプレデター・ハウンドだった。

そのプレデター・ハウンドを蹴散らすように飛び込んで来たのがケイシーとクインの車だった。

車から降りたクインがローリーに近づくと、パパ!とローリーは喜び、元気か?と銃を構えて寝そべりながらクインが聞くと、うんと答える。

そこにルーニーズ特殊部隊が乗っ取ったパトカーとキャンピングカーがやって来たので、博士、息子を頼む!とクインはケイシーに声をかける。

パトカーとキャンピングカーから降りた連中も一斉にプレデター・ハウンドを撃ち始める。

弾が切れたクインは金網を越え逃げ出すが、プレデター・ハウンドが追って来る。

ネブラスカが援護し1匹を仕留めると、もう1匹は他の仲間たちが射殺する。

クインは自分の側に倒れていたプレデター・ハウンドの頭にとどめを刺す。

これが狙い?とクインがローリーを見ると、ローリーは左手に付けていたガントレットを外す。

ネットルズ!車回せ!とクインが叫ぶと、ネットルズが運転していたキャンピングカーが近づいて来る。

それに乗り込もうとクインがローリーを連れて近づいた時、停まったキャンピングカーの屋根にフジティブ・プレデターが飛び降り、運転席のネットルズを引きずり上げる。

ルーニーズ特殊部隊の連中はフジティブ・プレデターのショルダー・プラズマキャノンからレーザー・ポインターがでているのに気付くと、とりあえず武器を置いて攻撃をかわそうとするが、クインは武器を置くと見せかけていきなり発砲、フジティブ・プレデターはネットルズを落すとキャンピングカーから飛び降りる。

ケイシーとクインはローリーを連れ近くにあった学校の校舎内に逃げ込む。

二階の廊下に来たクインは、これが狙い?とロ-リーの左腕にはめていたガントレットを外そうとする。

するとローリーは、ガントレットの小型コンピュター部分を取り外してみせる。

フジティブ・プレデターが近づく足音がしたので、クインとケーシーはローリーを守りながら身構えるが、突如フジティブ・プレデターが背後に現れ、クインの喉元を掴んで柱に背中を押し付け持ち上げる。

外にいたルーニーズ特殊部隊も、学校の窓に映るフジティブ・プレデターの姿を確認していた。

ローリーは左手のガントレットでフジティブ・プレデターを撃とうとするが、それをケイシーが止める。

クインはローリーから受け取った小型コンピューター部分を取り出すと、それをフジティブ・プレデターに見せ、マスクにすりつける。

その時、外から何かが投げ込まれ窓ガラスが割れたので、フジティブ・プレデターはクインを放し、自分は窓から飛び出し地上に降りる。

立ち上がったフジティブ・プレデターの前に出現したのは3.3mほどの身の丈があるアサシン・プレデターだった。

フジティブ・プレデターがショルダー・プラズマキャノンを放つが外れ、巨大なアサシン・プレデターは向かって来たフジティブ・プレデターを徹底的に痛めつける。

ネットルズ!車回せ! ネットルズが運転して来たキャンピングカーに全員乗り込む。

学校からローリーを抱きかかえて来たクインとケイシーも外に出て来る。

ローリーはさっき仲良くなりかけた犬が追って来たので待とうとするが、クインが抱きかかえてキャンピングカーに乗り込む。

アサシン・プレデターはフジティブ・プレデターを車の屋根に叩き付けると、気絶したフジティブ・プレデターの顔からマスクを剥がし、顔をパンチで叩き潰すと首を引っこ抜く。

走り出したキャンピングカーの中でルーニーズ特殊部隊は、博士!あれは何だ?仲間割れなのか?と聞く。

パトカーが近づいて来たことに気付いたアサシン・プレデターは姿を消す。

クインはスマホでエイミーに、ローリーは無事だったことを伝える。

そのエイミーは「スターゲイザー」の隊員たちに包囲されていたので、何も話さないで!と言ったかと思うと、シンクに走り、スマホに蛇口の水をかける。

通信がいきなり途絶えたので、クインは自宅で何か異変が起きたことを知る。

殺されたフジティブ・プレデターの死体を回収したトレーガーは、奴は積み荷が狙いだ、それをマッケンナの息子が持っていると部下に伝える。

でかいのは狩人だとトレーガーは指摘し、フジティブ・プレデターのガントレットに付いてなかったコンピューター部分を取りに出掛ける。

その頃、ルーニーズ特殊部隊は無人の建物内に隠れていた。

同じ建物内にいたクインはローリーに、ママと話した、大丈夫だと安心させる。

すると突然ローリーは、パパは人ごろし?と聞いて来たので、人質を助けるのが仕事だと教えるが、どう違うの?と聞き返したローリーは、僕、パパの期待通りに育たなくてごめんなさいと詫びる。

クインは、俺も自分の望んだようには育ってないよと言って慰める。

僕、殺される?とローリーが怯えるので、いいや…とクインは否定する。

その後、ネットルズと話していたケイシーがクインの所に来て、プレデターの狙いは地球で一番強い生き物で、その目的はおそらく異種交配よ、大きなプレデターは進化していたから…と推理する。

ケイシーと一緒に夜の外に出たクインは、ローリーと一緒に仲良く座っていたネブラスカの姿を見る。

そこに見張りに出ていたネットルズが慌てたように駆けつけて来て、あいつが追って来た!宇宙犬だ!と教える。

外に出ていたルーニーズ特殊部隊は全員銃を構えるが、犬は特に凶暴と言う感じでもなかったので、ケイシーが新ルールよ、犬を撃つのは禁止と全員に言い聞かせる。

その時、謎のヘリコプターが接近して来たので、全員建物の中に入り、ケイシーは宇宙犬プレデター・ハウンドの気をそらすために、取っておいで!と言いながら物を投げて取りに行かせる。

ヘリの機種から民間のものではないと気づく。

着陸したヘリから降り立ったのはトレーガーと同僚だった。

そこ残っていたケイシーとクインに近づいたトレーガーは、どこだ?とローリーの居場所を聞くと、答えないクインたちを建物の中に連れ込む。

そして、クインとは別の部屋に連れ込んだケイシーにトレーガーは、何故奴は1人でやって来たんだ?人間を狩るためか?奴らの目的は?と聞く。

一方クインは「スターゲイザー」の連中に痛めつけられていた。

その頃、クインの自宅では「スターゲイザー」の連中が居座っていることにエイミーは苛立っていたが、その時突然、屋根を突き破ってアサシン・プレデターがエイミーの部屋に降り立つ。

家を護衛していた「スターゲイザー」の隊員が発砲するが、アサシン・プレデターにあっさり斬殺されてしまう。

エイミーはすぐに2階へ逃げるが、アサシン・プレデターは地下室に降りてローリーがいないか探し始める。

ポケモン人形などに混じって地図のようなものが残されていた。

同じ頃、ローリーは隠れ屋で同じような地図を落書きのように描いていたが、それを見ていた「スターゲイザー」の隊員は、それが重要な地図ではないかと気づく。

そんなローリーの部屋にやって来たトレーガーは、俺はウィルだ、君は船の在処を知っているね?と優しく語りかける。

その後、ローリーはトレーガーにヘリに連れて行かれる。

殴り倒されていたクインは、その様子を横目で見ながら、2人の「スターゲイザー」隊員相手に戦い始める。

1人の足を引っかけ倒すと倒れた相手の銃を奪い、瞬時に2人を射殺してしまう。

椅子に手錠をかけられ「スターゲイザー」の隊員から射殺されようとしていたケイシーは命乞いをしていたが、そこに突然上がり込んで来たのはプレデター・ハウンドだった。

驚いた「スターゲイザー」の隊員は発砲するが、顔を撃たれたプレデター・ハウンドは、先ほどケイシーが投げたボールを口から落す。

それは手榴弾だった。

それに気付いたケイシーは椅子を持ち上げ隊員にぶつけると、相手がひるんだ隙に手榴弾を拾い上げピンを口で抜いて、隊員の服の襟口から背中に落し込むと、二階から下へ飛び降りようとする。

すると、椅子が柵に引っかかって宙ぶらりんになるが、次に瞬間、「スターゲイザー」隊員の背中に押し込んだ手榴弾が爆発し、椅子も砕け散ってケイシーは下の階に落ちる。

針金で手錠を外そうとしていたケイシーは、プレデター・ハウンドが近づいて来たので怯えるが、そこに銃を持ったクインがやって来たので、ハウンドは逃げ去ってしまう。

キャンピングカーから荷物と武器を取り出したクインとケイシーはネブラスカと仲間たちを待つが、その時、ネットルズがどこからかかっぱらって来たヘリコプターが接近して来るのに気付く。

機体に派手な女の写真がプリントされたヘリだったので、これしかなかったんだと同乗して来たコイルが言い訳する。

機体には他のルーニーズ特殊部隊も乗っていたので、息子が連れ去られたとクインが説明し、当然みんな協力してくれるよな?まさかお前たち生きていたいのか?今は銃がある、俺たちは軍人だぞ?と仲間たちに問いかける。

その頃「スターゲイザー」は何台もの車で電気柵で覆われた秘密の区域に集結していた。

そこはフジティブ・プレデターの宇宙船が着陸していた場所で、その宇宙船の前で停めた車を降りたトレーガーは連れて来たローリーを降ろすと、自信は?中に入るだけだと声をかける。

ローリーは戻って来れる?と不安げに聞く。

笑ってローリーを連れ宇宙船の中に入ると、そこには見慣れぬ計器が並んでいたが、ローリーは難なく操作してみせる。

コンピューターが起動したのを知ったトレーガーは、付いて来た部下に、直ちにダウンロードしろ、我々の所有物だと命じる。

その時、南に侵入者あり!と言うシーバーの連絡が入る。

侵入者とはルーニーズ特殊部隊たちだった。

トレーガーは侵入者たちの正体を察知しており嘲るが、その時、突然宇宙船内のローリーの横に姿を現したクインがトレーガーを殴りつけ、部下に銃を突きつける。

プレデターの姿を消す装置を使っていたのだ。

部下の目を撃って射殺すると、パパ!とローリーが声をかけて着たので、死体を見るな!と注意し、倒れていたトレーガーに銃を突きつけ起こして外に連れ出す。

外ではルーニーズ特殊部隊が密かに見張りを倒しながら、宇宙船の方向を監視していた。

そんな中、宇宙船からクインに銃を突きつけられたトレーガーとローリーが出て来たので、「スターゲイザー」の隊員達は一斉に銃を向ける。

するとクレーガーは10数えたら撃て!と仲間たちに呼びかけ自らカウントダウンを始める。 その最中、「スターゲイザー」の隊員の1人にレーザーポイントが当たり頭を射抜かれる。

アサシン・プレデターが出現したのだ。

危険を察知した隊員が照明弾を打ち上げたのでその隙を付き、トレーガーはクインを蹴飛ばし逃げ出す。

クインもローリーを連れ車の影に逃げ込むと、「スターゲイザー」とはルーニーズ特殊部隊の銃撃戦が始まる。

これを消えたい時に使うんだと言い聞かせ、クインはローリーにプレデターの姿を消す金属球をローリーに渡す。

アサシン・プレデターも闇の中から出現しは「スターゲイザー」隊員を殺害して行く。

ある者は電気が通った金網に身体が触れ感電した所を撃たれる。

邪魔者をあらかた片付けたアサシン・プレデターは宇宙船の方へ歩いて行く。

あいつだとクインは怯えながらも、あいつの目的は宇宙船だよとクインに教える。

ルーニーズ特殊部隊は全員無事だったが、宇宙船の中に入ったアサシン・プレデターはコンピューターを打ち込み、突然大音響が外に流れたのでクインたちは耳を押さえる。

やがて英語でアサシン・プレデターが呼びかけて来たので、翻訳機を使っている!とクインたちは気付く。

アサシン・プレデターは、俺に必要なのは地球上で最も進んだ人間、マッケナだ!この船を破壊すると言い、宇宙船の中ではモニターが「7:30」秒からカウントダウンを始めていた。

トレーガーが仲間たちに、行くぞ!集団で行った方が安全だと呼びかけてその場を立ち去ろうとしたので、後でけりをつけようとクインは声をかけ、了解したと答えたトレーガーは落ちていたプレデターのマスクを包んで持って行くことにする。

ケイシーはボールをコイルに投げ渡し、コイルはそれを車の後部荷台に投げ込むと、プレデター・ハウンドがボールを取ろうと車の中に飛び込んだので、コイルは素早く後部ドアを閉めて閉じ込める。

アサシン・プレデターも宇宙船から立ち去る。

クインとルーニーズ特殊部隊、そして「スターゲイザー」らは近くの森の中に逃げ込んでいたが、やがて背後の宇宙船が大爆発を起こす。

クインはローリーに家を壊した?と聞くと、ハロウィンの町中でプレデターのマスクが勝手にミサイルを撃ち込んだことをローリーは打ち明ける。

トレーガーは仲間たちに警戒するよう促すが、その直後、アサシン・プレデターのレイザー・ディスクが飛んで来て隊員の1人が木に突き刺さる。

さらに別の隊員の身体が持ち上がったので懐中電灯で照らすと、アサシン・プレデターが身体をくわえていたことが分かる。

隊員たちは応戦の発砲をしながらその場を逃げ出し、ルーニーズ特殊部隊もみんなが無事でいるか確認し合う。

落ち着け!お前又発作を起こすな!とバクスリーにコイルが呼びかけ、一緒にくらい森の中を前進するが、木の上の方に気配を感じたコイルが発砲する。

木の上には誰もいなかったが、その直後背後で爆発が起きたのでコイルは発砲しながら逃げ出す。

アサシン・プレデターは姿を消し森を移動しながら、熱感知装置で人間の位置を確認し、嘲りながら攻撃を仕掛けて来る。

ケイシーは拾ったプレデターマスクで敵の位置を知ろうとするが、それをアサシン・プレデターの攻撃で弾き飛ばされる。

地面に落ちたマスクは自動的に動き出し、ケイシーを攻撃する。

アサシン・プレデターに炎を付け、姿を現した所にバクスリーが飛びかかる。

アサシン・プレデターはバクスリーを振り払うが、バクスリーの身体は近くにあった木の枝に串刺しになってしまう。

コイルもアサシン・プレデターに発砲し、逆に足を撃たれてしまう。

木の上で串刺しになったバクスリーと、その下で倒れたコイルは互いに苦しみながら顔を見合わせる。

バクスリーが目で合図をすると、互いに銃を向け合い、同時に引き金を引いて相打ちの形で息絶える。

アサシン・プレデターは傷ついたクインに近づこうとする。

クインは側にいたローリーに愛してると告げる。

ネブラスカがアサシン・プレデターの前に開かるが撥ね飛ばされ、ケイシーも発砲するがあっさり交わされてしまう。

アサシン・プレデターは、マッケナ?と気づき、クインではなくローリーの方を捕まえ連れ去って行くが、その時、ローリーは姿を消す金属球を落して行く。

クインは、ノー!マッケナは俺だ!と呼びかけるが、そこに駆けつけて来たケイシーは、地球上で一番進化したケイシーとはローリーのことだったのよと教える。

夜が白み始めた中、アサシン・プレデターは森の中で透明化させていた自分の宇宙船を起動させる。

その音を頼りに宇宙船の位置を予測し駆け寄ったクインは崖を飛び降り宇宙船の上部に飛び降りる。

その後に駆けつけたネブラスカは崖の上で躊躇していたネットルズを突き落とすと自分も飛び降りる。

ケイシーも崖の上から発砲し、宇宙船の屋根の部分に立った3人も機銃掃射するが全く宇宙船に傷はつかず、そのまま発進し始める。

森の上を飛行し始めた宇宙船の屋根の上で、3人は振り落とされそうになるが、互いの足を掴んでチェーン状で踏ん張ると、手の引っかかりを見つけ何とか這い上がる。

宇宙船の中にいたローリーはスマホでクイルに、アサシン・プレデターが宇宙船にフォースフィールドを張ろうとしていると伝えて来る。

それを聞いたクインはネブラスカとネットルズに注意するよう呼びかけるが、機種の方からフォースフィールドの電磁膜が迫って来る。

クインはそのフォースフィールドの膜の下に潜り込み、ネブラスカはジャンプしてフォースフィールドの上に辰が、ネットルズは背後からも迫って来たフォースフィールドを交わしきれず両足を切断されそのまま宇宙船から滑り落ちて行く。

ネブラスカはフォースフィールドの上に倒れ込むが、このままでは助からないと察知する。

その時、背後に宇宙船のエンジンの換気口ような物が見えたので、死に場所を覚ったネブラスカは自らその換気口に発砲しながら飛び込んで行く。

バードストライクと同じように異物が衝突しエンジンが壊れたので宇宙船はバランスを崩し落下し始める。

クインはフォースフィールドの下を這って宇宙船の縁の部分まで来ると、フォースフィールドの内側を滑り台の要領で滑り落ち、侵入口から機内に中に潜り込むと、操縦していたアサシン・プレデターと戦い始める。

アサシン・プレデターはクインの足にロープを引っ掛け天井に繋げるが、襲いかかろうとしたとき機体のバランスを取ろうと操縦席の方へ戻ってしまう。

クインは天井部を撃ち抜き壊して宇宙船の外に身を投げる。

クインの身体は足にロープが付いた状態で宙ぶらりんになり森の木々の中を通過して行く。

やがて宇宙船内部に引っかかっていた天井の破片が外れ、ロープごとクインは森の中に落下するが、天井の破片が木の枝に引っかかり、地面に直撃は免れる。

宇宙船は谷川に不時着し、クインも何とか地上に落下する。

アサシン・プレデターは宇宙船から出て来て川を渡って来る。

起き上がったクインは機銃を構えて宇宙船に近づいて行く。

アサシン・プレデターとクインは互いに打ち合っていると、宇宙船の扉が開いたので、クインは、ローリー!と呼びかける。

その時クインを捕まえたアサシン・プレデターは大きく投げ飛ばす。

地面井叩き付けられ起き上がれないクインにアサシン・プレデターが迫って来る。

その時、近くにあった岩の上に、ローリーが落した金属球を使って姿を消して接近していたケイシーが姿を現しアサシン・プレデターの背中に飛び乗る。

首筋に発砲するとアサシン・プレデターに投げ飛ばされる。

首を撃たれよろめいていたアサシン・プレデターにクインが飛びかかり、少し窪地になった所に突き落とす。

地面に横たわっていたケイシーのすぐ側にプレデター・ハウンドが出現したのでケイシーは驚くが、ハウンドは口にくわえていた何かをまた地面に落す。

宇宙船の出口から下の様子を見ていたローリーは足を滑らせ船内にまた落ち込むが、その際壁の装置を触ってしまい、又フォースフィールドが発生したのか、それにたまたま触れたアサシン・プレデターの右手が切断されてしまう。

クインはケイシーに呼びかけハウンドが持って来たメカを投げさせるとそれを受け取る。

アサシン・プレデターは飛びかかって来たハウンドを引き離そうとするが、その間にケイシーは下へ飛び降り、下にいたクイルはガントレットから小型ミサイルをアサシン・プレデターの左足に打ち込む。

当たった直後、アサシン・プレデターは爆発する。

緑色の蛍光性の血を出しながらアサシン・プレデターは崖の下の窪地に落下する。

そこに拳銃を構えたクインが用心深く近づき、お前は何者だ?と問いかけながら頭部に弾を数発撃ち込みとどめを刺す。

クインは死んだルーニーズ特殊部隊の遺品をスカーフにまとめると、助かったローリーとケイシーの前、こいつらのことは誰も知らない…、埋葬してやろうと提案する。

ケイシーは銀紙でプレデター・ハウンドの形を作りそのスカーフの中に放り込む。

後日、軍服姿になったクインは「スターゲイザー」の秘密研究所にやって来る。

出迎えたのはヒロシ・ヤマガタと言う日本人学者で、息子さんがいますと挨拶すると、フジティブ・プレデターは墜落直前にポッドを排出しており、それを回収して乗せてあったものを確保できましたと教える。

研究所に向かうと、ガラスルームの中に回収されたポッドが置かれており、ローリーがコンピューター分析者として働いていた。

立派になった息子とうれしそうに挨拶し合ったクインの目の前で、棺のような形のポッドの蓋が開こうとする。

するとローリーの周囲にあったコンピューターが一斉に起動する。

ポッドの周囲の聞きが火花を吹き出し、学者たちが危険を察知して逃げ出そうとした時、棺のようなポッドの蓋が開く。

ローリーがモニターを見ながら、メッセージだ!とクインに教える。

名前が書いてあると言うので、何と書いてある?とクインが聞くと、プレデターキラーとローリーは教える。

クインは息子を外に!と指示する。

作業員たちがポッドのふたを開けると、中には十字架のようなものが収まっていた。

学者の1人がその側に近づくと、突然、その十字架のようなものから何かが学者の左腕に飛びつき形になる。

新種のガントレットだった。

すると、その部分から学者の身体は全く見たこともない新しいプレデターの姿に変身して行く。

そしてレーザーポイントが周囲のガードマンたちの額に一斉に投射される。

しかし次の瞬間、又変身は解け、ガントレットは自然に学者の左手から外れて床に落下する。

膝から崩れ落ちた学者にガードマンが近づく。

それを見ていたクインは、俺の新しいスーツか…、サイズが合うと良いが…と呟く。
 


 

  inserted by FC2 system